生命誌について
2020.06.17
わくわくします。
twinkle
小児科医をしております。最近におきましては日々新型コロナの情報収集に努めております。医師はいかにエビデンスに基づいて医療を進化させるかを考え、日々実践研究しております。この姿は美しく高貴ではありますが何か物足りないものを感じておりました。それは物質も含めた生命も見えないあるいは必然的な時の流れに乗っていること、そして人も物質や生命、自然の一部であることを感じたいということ、でした。例えば新型コロナに関しても、生物史の中での意味合い、自然全体での意味合いを考え、わずかでも紐解きたいと思っておりました。生命誌研究館ではその答えに向けて研究していると感じました。初めてこのHPに訪問したばかりで右も左も分かりませんが、色々勉強させていただこうと思っております。貴重なご活動、応援致します。
2020.06.17
1. 中村桂子(名誉館長)
お医者様が生命誌に関心を持って下さるのは嬉しいことです。じつは、高槻にあります医科大学、薬科大学を対象に「生命誌講義」をしております。私共で作りました本(「生きている」を見つめる医療 ― ゲノムで読み解く生命誌講座)を教科書にして将来の医師に人間を生きものとして見て欲しいと思いながら。学生さんはよく考えていると思えて手ごたえを感じています。
小さな本ですが、お目に留まれば幸いです。これからもよろしくお願いいたします。