生命誌について
2020.06.10
食草園を目指して
ミッキー
毎年今の時期は庭で、しし唐、トマト、グリーンカーテンの為のゴーヤなどの野菜作りに励んでいます。庭を“食菜園”と呼んでいます。
他にも、遅咲きの青い朝顔(ゴーヤが終わるころに咲き始めます)などを一緒に育てます。脇芽を摘みながら成長を眺めていると時間はすぐにたちます。楽しいひと時です。
今年は「おうちにいよう」ということもあり、4月から思い切って庭のリノベーションに取り組みました。蔦や雑草を掃除して、芝生シートを張りました。スッキリして世話も楽になりました。
他にも、ポンプで風呂の残り水を野菜にまく仕組みを作りました。僅かな高低差の水圧で水が自然に均等に分配されるようにするのに苦労しましたが、工夫するのは楽しいことですね。
庭の東側に小さなスダチの木があるのですが、何故か今年は例年になく沢山の花が咲きました。チョウ達が来てくれるのが楽しみです。庭仕事の合間に日陰でボンヤリしているとチョウ達が楽しそうに飛び交うのが見えます。時には近寄って来てくれたりします。至福の時ですね。
以前から探していたランタナの苗をホームセンターで見つけました。あえてスダチの木の反対側に植えました。今は小さいですが、来年以降が楽しみです。ランタナの蜜を吸ったあとスダチに卵を産む。生まれたチョウがまたランタナの花に、そしてスダチの木へと・・・そんなライフサイクルがうかがえる、チョウ達の集う〝食草園”になって欲しいと思っています。
追伸:
今年は本当に花が綺麗ですね。中村先生のご自宅の鮮やかな藤棚の花が目に浮かびます。お嬢様の「今地球が喜んでいるのよ」という感覚、わかる気がします。この感性って素晴らしいと思います。これからも変わらず、よろしくお願いいたします。
2020.06.10
1. 中村桂子(名誉館長)
食菜園。楽しくて、美味しくて。まさに一挙両得ですね。他にも色々得がありそうです。「テレワークの可能性が具体的に見えてきて、東京で高い家賃を払い、土もない所で暮らすより、地方で暮らす方が質の高い生活ができると考える人が出てくるだろう。そこで食菜園を楽しむ人も増えるだろう。」
これこそ生命誌が求めている形ですから、希望も含めてそんな予測をしています。そうすると地球は本当に喜んでくれると思うのです。
2020.06.15
2. ミッキー
食菜園へのコメントありがとうございます。とても励みになります。
ボンヤリと庭を眺めている時に、ふと小さな生きものと共に自然の中に生きていると感じると癒されます。そういことに価値があると教えててくたのは生命誌です。「生活の質」とはこう言うものだと私は思います。生命誌は私にとって、日常を穏やかに豊かに過ごすための知恵だと思います。