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2020.01.30

歌詩 「命の数え方」

SUN HEARTH

生きものの数え方は難かしいです。
生きものの言い分を想像して
作成した歌詩です。少しでも
笑って頂ければ 幸せです。

「命の数え方」

①命の神様にウサギさんが
お願いした
「命を人間が もてあそばぬように
してほしい」と
「羽も無いのに、1羽2羽と
数えられるのは もういやです
1匹2匹じゃ、つまらない
1ピョン2ピョンに変えて下さい」

②猫さんが言いました
「人の役に立つと言って
マウスを1頭2頭と数えるのは
不公平だ」と
「駅長さんや招き猫、
色々、役に立ってるのに
1匹2匹じゃあんまりだ
1頭2頭に変えて下さい」

③「こんにちは!お願いします」
オウムやインコや九官鳥が
人の声をまねて、にぎやかに
お願いをした
「他の鳥と違って、人の言葉を
話せるのに
1羽2羽じゃ、つまらない
1鳥(ひとり) 2鳥(ふとり)に
変えて下さい」

④猿さんも言いました
「人は嘘の言葉を吐く
進化と言いながら
大事なものを壊している」と
自然のルールを学んで人の祖先に
なったことを伝え続けるために
1人2人に変えて下さい」

⑤様々な生きものが あちこちから
集まって来て、意見を出し合って
一つのお願いをした
「姿や性格、能力は
みんな違っています
命の数え方、神様が決めて下さい」

⑥神様は言いました
「命に格差は無い
全ての生きものを
1命2命と数えなさい」と
「帰りの道すがら
はぐれるものが 出ないように
1命2命と確かめて
仲良く帰って行きなさい」

みんな感謝をして
無事にお家に着きました


以上です。
ありがとうございました。

2020.02.03

1. 中村桂子(館長)

楽しく拝読しました。楽しいですね。おっしゃりたいことよてもよくわかりました。でも私はそれぞれが違うことが面白いし、それが差別にならないところが生きものらしいんだと思っています。どちらの見方がよいとか悪いとかいうのではありません。どちらもありですね。区別は差別じゃないというところが共通していれば。

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