生命誌について
2020.01.26
わたしの今いるところ、そしてこれから
decoちゃん
先日、名古屋市にて「あいち生物多様性EXPO」のイベントがあり、参加してきました。各自治体や市民ボランティア、企業などが、自然環境に気を配り、生物の多様性の維持や種の保全などに取り組んでことを拝見し、感動を受けました。人間も他の生物と同じところに生きているという概念が希薄になってきているように感じます。
「季刊生命誌101」の中で、中村先生が「AIやゲノム編集などがもてはやされる今の社会に危機感をもっています」のことば、私も同感します。これからの人間、どうなるのかはわかりませんが、生物界の中で一番弱い存在にあると思う人間は、環境の変化に対して適応力を失ったならば、持続可能な人間社会が存続不可能になると感じます。諺で「楽あれば、苦あり」のように・・・・
「生命誌研究館」の初代館長さんが、私が住んでいる岡崎市にある「自然科学研究機構」の岡田節人先生であったことを知り、「生命誌研究館」が何だか身近になったように感じました。
これからも「生命誌研究館」のスタッフの皆さんのご健闘をお祈りいたします。
2020.01.29
1. 中村桂子(館長)
岡田節人先生を通して身近に感じて下さったというお話、とてもありがたいことです。今も研究館の中には節人先生の作って下さった香りが漂っています。是非一度いらして下さいませ。
社会全体はなんだか落ち着かない感じですが、その中で着実に生命誌を進めていくための雰囲気を節人先生が作って下さったと感謝しています。