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みんなの広場

生命誌について

2019.12.14

変わることが進化している証

やっちゃん

生命誌研究館のホームページが一新しましたね!
あれ?いつもと違うなぁ、と慣れない場所に来たようで落ち着きませんでしたが、中村館長の語る生命誌研究館の長い道のりを読み、これまでより更に身近に感じるようになりました。そして、最近耳にする新技術にどう向き合うかも考えたいと。

「食べる」という行為が命に繋がることは頭で分かっているつもりでしたが、実際のところ「食べ方」で違いが出てきたりするのは何故なのか。他の生命を取り込むことで、体の中の何が変わるのか、と数珠つなぎに疑問が湧いてきます。

最後に、中村館長のお話の中に、「老化」は壊れていく過程というくだりがありましたが……実感です。ある日を境に、これまでと違う体に出会います。目に見える変化ですが、体の中で何が変わっているのか、それはなぜ起こるのか。細胞の中で、組織の中で、スイッチが切り替わる感じです。決して悪い方向ばかりでなく、最適化を図っているようにも思えます。まぁ、希望的感想です。

2019.12.18

1. 中村桂子(館長)

ホームページ一新。館内で議論を重ね、最もBRHらしい発信ができることと、できるだけ多くの方に身近に感じていただき発信をたくさんしていただけることの両方を求めての改革です。一挙両得となるか、アブハチ取らずとなるか。前向きの反応をいただき前者になったかなと喜こんでいます(何せ何でもよい方に受けとめることだけは得意です)。食べること、老いること・・・その他何でもどんどん書き込んでくださいますよう。

2019.12.23

2. やっちゃん

中村館長の優しいお言葉をロイター板にして、コメントします。
ずいぶん使いやすい仕様になりました!アイコンも気に入りました。これって選べたんですか?(私のはカブトガニみたいで、気に入ってますが)
勤め先の保育園に、深海魚にはまっている男の子がいて、いつもクイズを出してくれます。サンタさんには図鑑をお願いしたそうですが、きっと生命誌研究館へ行ったら目をキラキラさせるだろうなぁ、と思って見ています。
「大阪には面白い所があるんやで~行ってみ~」いつか一人で出かけられるようになったら行ってごらん、と。私はネットで検索しますが、子どもたちにはぜひ直に体験してもらいたいと思います。生命誌研究館の益々の発展を願っています。どうぞ良いお年をお迎えください。

2019.12.23

3. 中村桂子(館長)

保育園にお勤めなのですね。きっと毎日が刺激の連続なのではないかと羨ましいです(とてもとても大変なのでしょうけれど)。その頃、どんな大人に接するかは大切なことで、そこで生命誌を伝えていただけるのは嬉しいことです。たくさん話し合って下さい。

2020.01.09

4. やっちゃん

中村館長のお言葉は大人への励ましです。ありがとうございます。
またまた、素敵な6歳児の疑問が発せられました。
おやつのパンを食べていて、手にしたロールパンを二つに割って
「どうして割ったパンは、くっつかないの?」
この質問に、大人は「う~ん」。当たり前と見過ごしてきたことに、すぐに説明できないいろいろなことが隠れていることに気づかされます。
ちなみに、質問者は最近ひらがなが「読める」から「書ける」ようになり、世界がぐんと広がった男の子です。ユニークな彼は、サンタさんに「バーべキュー・セット」をプレゼントされたそうで、将来は「料理を作る人」になりたいそうです。つい先日、保育園のクリスマス会で、サンタさんにプレゼントするパンを焼いたばかり。その時の思いもあったのでしょうか、「粘土は切ってもくっつくのに」と話してくれました。「なぁるほど」大人としては日頃の見える世界への「新しい目」を彼からプレゼントされた一コマでした。

2020.01.09

5. 中村桂子(館長)

「粘土はつくのにパンはつかない」とは大発見ですね。ここは科学でないお返事の方がよさそうな気がします(私もあれこれ考えました)。「夕焼けが赤いのはお空が恥ずかしがっているから」という中村メイコさんのお父様の答を紹介したことがありますけれど。

2020.01.20

6. やっちゃん

中村館長の年頭の言葉に、1989年のベルリンの壁が崩されたことを喜びを持って見たことが記されていました。私も同感です。世界は変わる、変わり得るものだと。
あれから30年が過ぎて、科学の進歩は飛躍的に進み、かつての「夢」は実現一歩手前まで来ているようです。でも、そのことを単純に喜べない状況でもあります。
「それでいいのか」「本当にやっても良いことなのか」新しい技術が登場するたびに、自問自答します。大人の責任は重い!!大人になっても分からないことだらけですが。
「パンと粘土」の疑問への答えは出せませんでしたが、「冬になると指先がひび割れるのと同じか?水分がなくなると補修されないのでは?」と、じっとわが手を見ながら考えてみました。

2020.01.20

7. 中村桂子(館長)

確かに狭い意味での科学は進歩し、私も、「ゲノムで考える生命誌」などという新しい知を考えることができたのはそのおかげです。でも全体を見ると「夢」とは程遠いところへ向って動いているとしか思えません。たとえば、新自由主義の自由は決して本当の自由ではなく、とてもおかしな格差を作っており、憂うつです。科学もその中にありますからこれも「夢」とは程遠いです。原点に戻りたいと思います。

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