展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【いよいよ10周年記念イベント!】
皆様ぜひこの機会をお見逃しなく、足をお運び下さい! 気づけば、私自身10年のうち8年間をBRHで過ごしています。ただ10周年をバタバタ過ごしてはいけないと思い、BRH10年の歩みを簡単にまとめました。会場にも飾られますので、皆様じっくり見てみて下さい。SICPチーフは私で3代目なのですが、各々の個性が出ていて面白い。最初のチーフ茂木さんはものすごい!まっさらなBRHに展示、映像、雑誌など独創的なものを次々と産み出し、現在もこの枠組みは変わっていません。まさにSICPの基礎を作った人です。私は一緒に働いたことはないのですが、茂木さんならどうするのだろう?とよく考えます。次の加藤さんは生命誌をもう一度現在の生命科学研究から見つめ直したいと考え、生命科学を伝えることに正面から向き合った人です。加藤さんの部下1号の私は働きはじめたばかりで、深いことはわからず、研究を伝えるには?と頭を悩ませながらともに物を作っていました。私にバトンが渡された時には、生命科学から見つめ直して、じゃあ、生命誌に戻ろう!という時だったと思います。私は加藤さんのやってきたことを踏まえて、茂木さんの基本枠組みの中でやり方を工夫する、表現を工夫する、媒体を工夫する、ということをやってきました。自分でやった新しいことは粘土やモールで再現しながら映像を作るくらいかもなぁ、、と少ししょんぼりした気持ちになりました。これからじっくりBRHの10年を振り返り、何かの形にまとめようと思っています。 [工藤光子] |