以前にもちょっと話題にしたさきがけ研究の集まりに行ってきました。参加していたさきがけ研究が終わってから１０年以上経つのですが、当時のメンバーで研究について語り合う集まりが続けられています。私はこれまであまり出席できないでいて、今回は５年ぶり(？)の参加となりました。久しぶりでしたが、皆さんに温かく受け入れてもらえ、クモの研究についてもいろいろ意見をいただくことができ、心を新たにがんばらねばというところです。

半年前に行った高校の同窓会と今回のさきがけの集まりで、胸に沁みる言葉がありました。同窓会では３年間ずっと一緒だった担任の先生から40代に突入している私たちへの言葉。「心配しなくても大丈夫。まだまだこれから、なんでも始められるわ」と。全然知らなかったのですが、今の私たちとそう違わない年齢だった先生は、当時、子育てを経ての長いブランクの後、母校での教師を始めたばかりだったとのこと。子育て等々で仕事をしていない教え子に向けての言葉だったようなのですが、研究者としてまだなんともなっていない私も勇気づけられました。そして、さきがけの集まりでの研究アドバイザーの坂野先生から研究メンバーへのお言葉。新しいことを始めなさい、挑戦しなさい、まだ若いのだからと。もう、なんて考えていてはダメですね。まだまだ、です。惰性ではなく、できることだけをやるのではなく、やっぱり新しいことを目指さなくては。

[ ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ　秋山-小田康子 ]