研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【電気審判機】
さてさて、研究の世界でも審判のような立場の方に、仕事をジャッジされることがあります。論文を投稿してもそうですし、研究費の申請やポジションに応募するときにも、そのようなことがなされます。もちろん私は評価される側であって、する側ではないのですが、評価するのは非常に難しいのだろうなと思います。既になされた研究に対して、最も適した方法で実験がなされ、結果が論理的に導かれ、正しく解釈されているのかを判断することは、力のある研究者にはそう難しくはないでしょう。しかし、ある研究が今後どのような影響を及ぼしていくのか、その研究をきっかけとして何が発展していくのかということは、時に想像を超えています。おもしろいという感覚もひとそれぞれ違うでしょう。やはり、完全に客観的に判断することは難しいと思います。とはいっても、これが良い研究なのか、どうなのか、まさか機械に審判してもらう訳にはいかないのでしょうが。 | |
[ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ 秋山-小田康子] |