館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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【給湯器さまさまです】
2013年1月15日
年末年始、世界でも日本でもさまざまな動きがあり大変でしたが、私の最大の事件は給湯器の故障でした。お風呂に入ろうとお湯を入れ、さてと思ったら、たまっていたのはほとんど水です。その前にお台所で使っていた時も、ちょっとぬるいなあとは思ったのですが、まさか壊れているとは思わず、次はお風呂と思ったのです。お風呂っていいですよね。最近は夏はシャワーですませることがふえましたが、それでも時々湯舟につからないと気がすみません。冬は天国。雑誌はお風呂の中で読むときめています。申し訳ありませんが、ちょっと濡れるようなことがあっても資源ゴミに出すのですから。
どんどん話は脇道にそれていきますが、給湯器でした。お湯が出ないというだけでパニック・・・はちょっと大げさですが、“この寒い時になぜ壊れるの。どうせなら夏にしてくれればいいのに。”と機械に文句です。お風呂を自分で沸かすことなどできません。これなしでは普通の生活ができないようになっているわけで、給湯器にしてみれば、思い知ったかというところでしょう。今話題のエネルギー問題も、このような事情を前提に、いかに効率よいシステムを作りあげるかというところが大事になるのでしょう。
新しい給湯器が来ての初湯はよい気分でした。でも新参者は生意気に“熱いお湯が出ます”とか“お風呂がわきました”とかお喋りするのです。他に“うるさい家電”はいないので、初めてのおつき合いです。“わかりました。ちょっとこれを片づけてから入りますから待って下さい”と今のところていねいにお返事していますが、早晩“うるさいなあ。わかってますよ。”になることでしょう。