館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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【生命誌が教育につながって・・・(2)】
2007.6.15
もちろん基本は身近な自然の観察。そこから始めてこの壮大なテーマに取り組もうというのですが、そこで「生命誌」を中心に置いてみたいという相談がありました。生徒たちがどう受け止めてくれるか、そこが大事ですが、先生方の熱意と教育委員会の応援ぶりに心動かされ、何かできることがあったらと思い、私も応援団の一人になりました。急いではいけませんし、押しつけではよい結果が出るわけはありません。ゆっくり、若い人たちとの合作で新しいものが作っていけたらいいなと思っています。考えてみたら「知性」「志」「実践力」は先生だけでなく誰にも必要なもの。どうなるか。これからが楽しみです。 追記. 自然の観察といえば、この前の日曜日(6月10日)の夕方、東京の家の近くのホタルが飛び始めました。23区内で野生のホタルが見られる珍しい場所がたまたま歩いて数分のところにあるのです。朝早くに“ソロソロですよ”というお知らせがポストに入っていたので(成城学園小学校の先生だった方からの便りです)、見に行ったのですがまだ3匹ほど。来週が楽しみです。 【中村桂子】 ※「ちょっと一言」へのご希望や意見等は、こちらまでお寄せ下さい。 |