館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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【直観でわかる】
1999.4.15
枚方市の68才の男性。生命誌に共感し(ありがとうございます)直感で書きましたとあります。 日常をみごとに生きていらっしゃる方なのだろうと思います。みずみずしい感性を持って、あるがままを見つめていらっしゃる方なのだろうと思います。本当はDNAのことなど知らなくてもよいのです。なぜ、私がDNAやゲノムを持ち出すかと言えば、一番素直に生きものの本質を知る一つの方法だと思うからです。そして本質を知ると、豊かな感性を持って生きられると思うからなのです。ということはDNAの細かいことなどわからなくても、直観でわかっておしまいになる方は、それでよいのだと思います。もちろんそのうえでDNAに興味を持って下さるのはありがたいのですが。 |