ラボ日記
2025.03.18
アオサギの営巣、はじまる
昨日散策の道すがら、2020年春に新型コロナウイルスが感染拡大した時のことを思い出した。4月から研究室が封鎖になり、在宅での勤務が続いた。運動不足解消を兼ねて自宅から少し遠めの散歩をしていた時に住宅内の貯水池にアオサギが群がっているのを見つけた。よく見ると、足元に卵があった。それからたびたびその貯水池をルートに入れて散歩をした。5月に入ると、ひながかえって育つ様子も見れた。6月に研究室の封鎖が解け、いつの間にかその貯水池からサギはいなくなっていた。
そんなことを思い出して、遠めの散策の帰り道にその貯水池に寄ってみた。以前よりも1ヶ月以上も早いタイミングだったのでどうなのかな、という興味があった。するとすでに、写真の通り、12羽以上のアオサギがいた。つがいができ、ちょうど巣作りを始めているところのように見えた。
高槻には住宅地のあちこちに貯水池があるが、アオサギの群れはここでしか見たことはない。毎年同じ家族が来ているのだろうか、知るよしもない。貯水池という人工的環境を利用して繁殖を続ける動物に逞しさを感じた。
2025年3月17日

そんなことを思い出して、遠めの散策の帰り道にその貯水池に寄ってみた。以前よりも1ヶ月以上も早いタイミングだったのでどうなのかな、という興味があった。するとすでに、写真の通り、12羽以上のアオサギがいた。つがいができ、ちょうど巣作りを始めているところのように見えた。
高槻には住宅地のあちこちに貯水池があるが、アオサギの群れはここでしか見たことはない。毎年同じ家族が来ているのだろうか、知るよしもない。貯水池という人工的環境を利用して繁殖を続ける動物に逞しさを感じた。
2025年3月17日


小田広樹 (室長)
所属: 細胞・発生・進化研究室
動物多様化の背景にある細胞システムの進化に興味を持っています。1) 形態形成に重要な役割を果たす細胞間接着構造(アドヘレンスジャンクション)に関わる進化の研究と、2) クモ胚をモデルとした調節的発生メカニズムの研究を行っています。