ラボ日記
2025.02.04
ようやく
ようやく論文を投稿できそうです。クモでSingle-Cell解析を始め、大学院生だった赤岩さんも参加。3年ほど前に手がかりとなるデータを得ることができ、私たち(赤岩さん、小田さん、私)なりに解析系を開発して、データを蓄積してきました。かなりオリジナリティの高い内容になっていると思っています。ただ、オリジナリティが高いが故にどのように評価を受けるのか、怖さもあります。論文の原稿を学術雑誌に投稿すると、まずEditorが目を通すことになります。雑誌に相応しい可能性があると判断されたものは、Referee (Reviewer)に送られます。相応しくないものは、ここで門前払いです。超がつくほどの有名雑誌では‘Premature’とか、‘No general interest’とか、悲しい文言とともに。Refereeに回ったとしても、たくさんのコメントととともに戻ってきます。ここはこんな実験を加えた方が良い、こちらの解析はもっとこうした方が良い、とか、英語が分かりにくいとか。多くの場合は非常に建設的な意見でありがたいのですが、それでもやはり、めげそうになります。
いつも論文を書き上げるのには非常に時間がかかってしまいます。次こそはスマートに仕上げようと毎回思うのですが、今回もまた書き始めてから何か月どころではない月日が経ってしまいました。これで、一瞬でリジェクトされたらと思うと怖くて投稿できないな、なんて言っている場合ではない(もちろん)。
いつも論文を書き上げるのには非常に時間がかかってしまいます。次こそはスマートに仕上げようと毎回思うのですが、今回もまた書き始めてから何か月どころではない月日が経ってしまいました。これで、一瞬でリジェクトされたらと思うと怖くて投稿できないな、なんて言っている場合ではない(もちろん)。
秋山-小田康子 (特別研究員)
所属: 細胞・発生・進化研究室
動物の初期発生に興味を持ち、オオヒメグモを用いて研究しています。