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研究館より

ラボ日記

2024.09.03

ドイツの学生が3日間研究室で学びました

ドイツのギーセン大学(Justus Liebig University Giessen)の学生5名が、8月27日から29日の3日間私たちの研究室でクモの実験技術を学びました。数日前までは台風が直撃することを心配しましたが、予定通り3日間の実習を行うことができました。私たちの研究室でやっているクモの飼育方法や、マイクロインジェクションでのクモ胚の細胞を標識する方法、レーザーを使ってクモ胚の狙った領域の細胞を焼殺する方法、シングル核RNAシーケンシングのためにクモ胚から細胞核を単離する方法、などを教えました。学生間でも交流を持つことができ、楽しく、有意義な時間となりました。別のページで日本語と英語で活動の様子を紹介しています。
日本語: https://www.brh.co.jp/research/lab04/news/detail/41
英語: https://www.brh.co.jp/en/research/lab04/news/detail/17
ギーセン大学の学生が研究室とBRHにメッセージを残してくれました。以下に一部紹介します。

Our study at the Oda-lab was very informative & productive, a super welcoming atmosphere combined with great insights into innovative methods & applications. Would definitly recommend!
Goole翻訳:
Oda 研究室での研究は非常に有益で生産的でした。とても歓迎的な雰囲気で、革新的な方法とアプリケーションに関する素晴らしい洞察も得られました。絶対にお勧めします!

The latest state-of-the-art techniques used by the Cell and Developmental Biology lab (Oda lab) at the JT BRH will definitely provide a clearer picture of the complex spider embryogenesis and will benefit the large arthropod community. It was a great opportunity for me to visit the Oda lab and learn a lot from their vast experiences and knowledge.
Goole翻訳:
JT BRH の細胞発生生物学研究室 (小田研究室) が使用する最新の最先端技術は、複雑なクモの胚発生をより明確に理解させ、大規模な節足動物コミュニティに利益をもたらすことは間違いありません。小田研究室を訪問し、その豊富な経験と知識から多くを学ぶことができたのは、私にとって素晴らしい機会でした。

動物多様化の背景にある細胞システムの進化に興味を持っています。1) 形態形成に重要な役割を果たす細胞間接着構造(アドヘレンスジャンクション)に関わる進化の研究と、2) クモ胚をモデルとした調節的発生メカニズムの研究を行っています。