ラボ日記
2021.08.17
オンライン学会二年生
既に他のメンバーが書いている通り,研究関連のイベントもオンラインで開催されるようになっています。個人的には質疑応答が非常にしやすくなった印象を持っています。対面の場合,何となく「偉い先生」が一通り質問なさったタイミングを見計らっておずおずと手を挙げる,となりがちです。しかし,オンラインであれば,その場の雰囲気が今ひとつ掴めないのを良いことに,遠慮なく先陣を切って質問できてしまいます。また,演者以外はカメラOFFであることが多いので,こちらが若造であることがバレにくいという点も心強い限りです。一方で,発表する側の場合,特に長時間の講演をする際には,場の雰囲気を掴みにくいことが明らかにマイナスに作用します。昨年の応用動物昆虫学会の関連集会で小一時間講演したのですが,やはり雰囲気が掴めず,話していて自分が乗ってくる感じは乏しかったです。小ネタがウケなくても滑ったことに気付かなくて済む,という点は救いだったかもしれません。
そんなオンライン学会ですが,「学会出張=飲み歩き」と思っている多くの研究者からすると,各地の美味しい食べ物を肴に酒を飲むという最大の楽しみが失われてしまうため,それほど心待ちとはならないのが正直なところではないでしょうか(※生き物を扱っていると長期の休暇が取りにくいので,学会出張は心置きなく遠出ができる数少ない機会なのです)。ところが,来月開催される日本動物学会大会は,もともと鳥取県米子で開催予定だったことから,最新技術を駆使(?)することで,なんと懇親会を研究者仲間と「会える」形で「鳥取砂丘」で実施するそうです(あくまでもオンラインです)!もちろん懇親会目当てで参加するわけではなく,「非モデル生物を材料とした神経行動学のイマとミライ」と題したサテライトシンポジウムでチョウの研究の話をします。残念ながら一般公開イベントではないため,ラボ日記ご覧の皆様の多くはご参加いただけないのですが。。。
昨年11月と今年3月の「ラボ日記」で触れていた論文が先月出版されました。特段すごい発見が載っているわけではありませんが,研究者は論文書いてナンボな商売ですので,少しホッとしているところです。
そんなオンライン学会ですが,「学会出張=飲み歩き」と思っている多くの研究者からすると,各地の美味しい食べ物を肴に酒を飲むという最大の楽しみが失われてしまうため,それほど心待ちとはならないのが正直なところではないでしょうか(※生き物を扱っていると長期の休暇が取りにくいので,学会出張は心置きなく遠出ができる数少ない機会なのです)。ところが,来月開催される日本動物学会大会は,もともと鳥取県米子で開催予定だったことから,最新技術を駆使(?)することで,なんと懇親会を研究者仲間と「会える」形で「鳥取砂丘」で実施するそうです(あくまでもオンラインです)!もちろん懇親会目当てで参加するわけではなく,「非モデル生物を材料とした神経行動学のイマとミライ」と題したサテライトシンポジウムでチョウの研究の話をします。残念ながら一般公開イベントではないため,ラボ日記ご覧の皆様の多くはご参加いただけないのですが。。。
昨年11月と今年3月の「ラボ日記」で触れていた論文が先月出版されました。特段すごい発見が載っているわけではありませんが,研究者は論文書いてナンボな商売ですので,少しホッとしているところです。
宇賀神 篤 (研究員)
所属: 昆虫食性進化研究室
現在はアゲハチョウの脳の研究を進めています。これまでの研究はリサーチマップを参照。