ラボ日記
2021.06.15
近況報告
普段から出不精なので、自粛生活もそう苦にならないはずなのですが、自ら出かけないのと、出かけてはいけないのとでは、心への影響が違うように感じています。人がほとんどいない山の方に出かけるのは問題ないかな、と、休日は時々サイクリングをしています。部活が禁止となり暇を持て余していた女子高生と、はじめは近場の摂津峡や神峯山寺へ。そして、つい先日は片道20 kmの道のりを亀岡まで。かなり高低差のあるコースを、迷った時間も合わせて往復4時間近く自転車を漕いでいました。ママチャリの二人組が急勾配を登っていると、ガチな格好をした自転車乗りにすれ違いざまギョッとされます。でも、実のところ、二人とも電動自転車ですので、そこまで大変ではないのです。山の中を走るのは爽快でしたが、気付いたことが。サドルは座り心地が悪い!ということ。ソファのように快適なサドルはないですかね?
研究に関しては、前の論文が受理されてから1年近く経ち、オオヒメグモの細胞を使った新しい実験と格闘中です。この方法でいけるだろうと行った実験が予想外のところでつまずいてしまったり、溶液の濃度など基本的な条件設定にてこずったりしています。新しい研究のスタートラインにさえ立てていないのかも、そもそもこの方法で進むべき方向に進めるのかなどと、悩ましい毎日です。まだしばらく苦しんだ後で、こんなことが分かった!と良い報告ができればと思っています。そして、メインの実験と並行して、数年前にトライしようとしたもののフェイドアウトさせてしまった細胞培養を再開しました。再開したといっても、ほんの少し様子を見ているという程度ですが。新しい実験をしていく中で、オオヒメグモの卵から受精膜を外して細胞を取り出すことが大して難しくもなくできることが分かり、だったら、この細胞を培養液に入れてしまえば良いのではと、以前とは方法を変えて培養液に放り込んだ、そんな感じです。まだ1週間。とりあえず細胞は生きています。どんな風に展開させられるのか自分でもわかりませんが、こちらの方もぼちぼち進めていく予定です。
培養開始直後(左)と6日後(右)の数百個の細胞。シートがボールになった?
研究に関しては、前の論文が受理されてから1年近く経ち、オオヒメグモの細胞を使った新しい実験と格闘中です。この方法でいけるだろうと行った実験が予想外のところでつまずいてしまったり、溶液の濃度など基本的な条件設定にてこずったりしています。新しい研究のスタートラインにさえ立てていないのかも、そもそもこの方法で進むべき方向に進めるのかなどと、悩ましい毎日です。まだしばらく苦しんだ後で、こんなことが分かった!と良い報告ができればと思っています。そして、メインの実験と並行して、数年前にトライしようとしたもののフェイドアウトさせてしまった細胞培養を再開しました。再開したといっても、ほんの少し様子を見ているという程度ですが。新しい実験をしていく中で、オオヒメグモの卵から受精膜を外して細胞を取り出すことが大して難しくもなくできることが分かり、だったら、この細胞を培養液に入れてしまえば良いのではと、以前とは方法を変えて培養液に放り込んだ、そんな感じです。まだ1週間。とりあえず細胞は生きています。どんな風に展開させられるのか自分でもわかりませんが、こちらの方もぼちぼち進めていく予定です。
秋山-小田康子 (特別研究員)
所属: 細胞・発生・進化研究室
動物の初期発生に興味を持ち、オオヒメグモを用いて研究しています。