1. トップ
  2. 語り合う
  3. 研究館より
  4. ワクワクがとまらない!

研究館より

表現スタッフ日記

2024.07.02

ワクワクがとまらない!

冬の間、ゴマダラチョウやベニシジミがひっそりと越冬する様子を観察してきましたが、4月にゴマダラチョウの幼虫が越冬を終えてエノキの幹を登り始めたのを皮切りに、たくさんの生きものがひっきりなしに食草園に訪れており、とても賑わっています。

今年は、特にナミアゲハ、ベニシジミ、モンシロチョウ、ゴマダラチョウがよく訪れ、卵・幼虫・成虫とさまざまな姿を見せてくれるので、ついつい時間を忘れて食草園に長居をしてしまいます。昨日見つけた卵は今日孵化しているだろうか、幼虫は大きくなったかな、と経過観察をしているとき。食痕があるからこの葉の裏に幼虫がいるかもしれない、と葉っぱを一枚一枚裏返しているとき。今日はなにかいるだろうか、と食草園までの階段を上がっているとき。ずっとワクワクが止まりません。チョウや幼虫を探している間にも、クモやハチやトンボなどの小さな生きものにもたくさん出会います。見たことのない生きものがいれば名前や生態を調べ、食草園を通して、私の中の生きもの世界の広がりを感じる瞬間にもワクワクしています。

Instagramでは、こんなにおもしろい生きものたちの生きている姿を他の誰かにも見て欲しい!このワクワクを感じて欲しい!という溢れ出す気持ちをなんとか文字と写真にして発信していますのでぜひ覗いてみてください。でも、欲を言えば、研究館の食草園で、このワクワクをガイドスタッフと共に一人でも多くの方に感じていただきたいです。予約ガイドと土曜日のガイドツアーでは食草園の中まで入れます。今日はどんな生きものが顔をみせてくれるのかな…と、そんなところから楽しんでいただけると嬉しいです。お家のそばの見慣れた草木や落ち葉もきっと違って見えてきますよ!