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研究館より

表現スタッフ日記

2022.07.15

企画展はじまります!

今年も毎年恒例、企画展の季節がやってまいりました。といっても昨年が第1回なので2回目の企画展になります。タイトルは「生きものの時間 〜生まれるまでの時間〜」。いよいよ明日、7月16日より始まります! 1つの受精卵から細胞たちが数を増やし、この世に生まれ出てくるまでの「時間」を考えます。内容については今年の季刊「生命誌」の記事(108号・109号)を中心に展開しています。前回前々回の記事でメンバーが丁寧に説明していますのでそちらもご覧ください。

<季刊生命誌の内容を展示にする>ということで、取材をした題材を「カード」、「WEB」ともう既に同じ記事について2回編集しているわけですが、<何回も見て、書いているから企画展は比較的余裕!>というわけでもなく、回を重ねるたびに編集には頭を悩ませます。表現する媒体によって制約がでてくることももちろんですが、理解が深まることによって盛り込みたい内容も増えるので「何を入れるか」という面でどんどん難しくなるのです。しかし、企画展となることでおもしろいのが、テーマの中で他の記事との関わりをより強く意識することで、それぞれの記事を集めた短編集から、長編の物語へと生まれ変わることです。季刊誌を読んでくださっている方はもちろん、研究館が初めての方も楽しめる長編大作を、“現在”鋭意作成中です。

…この日記を書いているのは7月15日、企画展の前日です。前日だというのに明日開催する企画展のコンテンツを準備している最中です。ギリギリなのにまだ作業中ということに自分でも半ば驚きと焦りもありますが。明日にはしっかりとお楽しみいただける企画展でもって皆様をお迎えするべく、また作業に戻ります。みなさまのお越しをお待ちしております。