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研究館より

表現スタッフ日記

2021.09.15

オンラインの壁を超えたい

なかなかお出かけしづらい日々が続く中で、研究館の催しも積極的にオンラインで行なっています。みなさまご参加されたことはありますでしょうか。お住いの地域を問わず、どこにいても見ていただけるオンラインの強みを生かして、たくさんのオンライン催しを開催してきました。紙工作ワークショップや研究の日常を記録し動画で配信したり、時にはライブ配信に挑戦してみたり。場所の制限もなく、ライブなら質問もできる!ここ1年の間に私のオンラインへの興味と知識が爆上がりです。

しかし、オンラインでの催しの開催や、参加をするたびに、対面が恋しい!質問やコメント、オンラインだと「テキストに起こしてから送信。」「マイクのミュートを解除してから話す。」など、発信するのにハードルを感じるのです。相手と距離を縮めるための、ちょっとしたしょーもない会話ができない…。また、講演者となった時には、小さな画面にタイル状に映った参加者の表情が読み取りにくいので反応がわからず独り言をつぶやいているような寂しい思いをしました(笑)。カメラもマイクも高性能で、こんなに綺麗に見えているのに、こんなによく聞こえているのに、オンラインの壁が厚い!

展示案内プログラムの中で休止していた、研究者の話を聞ける「館内講演」をオンラインで再開を検討していますが、配信元(講演者)と、配信先(来館者)をつなぐリポーターのような役割を置くことでの壁を感じさせないより自然なコミュニケーションに近づくと思っています。壁を超えるのはなかなか難しいかもしれませんが、極力うすーくしたいと考えを巡らせています。今後、展示案内プログラムにオンライン講演の導入を検討しています。その時はぜひプログラムの中に入れて体験してみてください。