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研究館より

表現スタッフ日記

2020.07.01

楽しみ方色々

緊急事態宣言の解除よって、今月2日から生命誌研究館が再開しました。ご予約をして足を運んで下さった来館者様に感謝しております。これまではガイドスタッフとして展示物を前に「生命とは何か?」という生命誌の概念を中心に、人を含めた生きもの同士の繋がりや不思議、素晴らしさ等について皆さまと語り合って来たのですが、ガイド案内は自粛を開始してから4ヶ月が経ちます。今は受け付けから口を開きたい心をグッとこらえて、来館者さまのご様子を見守って過ごしております。

そこで今日は自由見学では素通りされがちな展示物のご案内を1つ、この場を借りて紹介させていただきます。

受け付けに来られた際には、是非ともクルリと後方を向いて、館内中央にそびえ立つ階段を正面から見上げて下さいませ。「生命誌の階段」という名前が付いておりますが、何の形を模しているか想像して頂くも良し、自らが地球になった気分で地球誕生から今に至る長い年月に思いをはせて頂くも良し、地球上の様々な生き物たちが誕生し、進化、多様化していく過程を望観してみるも良し、階段に込められた小さな綺麗な細工を探して頂くも良し、皆さま各々の感性で知の発見と生命の豊かさに触れながら登り降りして頂けたら幸いです。

他にも見所は沢山ございます。皆様にお越しいただける日を心待ちにしております。

藤原正子 (館内案内スタッフ)

表現を通して生きものを考えるセクター