1. トップ
  2. 語り合う
  3. 研究館より
  4. 「生命誌研究館」再稼動!

研究館より

表現スタッフ日記

2020.06.01

「生命誌研究館」再稼動!

 

5月末に、全国的に緊急事態宣言が解除されました。生命誌研究館は明日6月2日から開館します。しばらくは通常通りとはいかず、館内の人数を制限する必要から、滞在時間を3コマに分け(各コマ定員20名)、さらには来館していただく際には予約が必要となります(詳しくはこちら)。その時のコマに余裕さえあれば、当日のお申し込みも可能です。お散歩コースの中に入れていただく、お買い物帰りに立ち寄っていただくこともできます。ただ、時間枠の空き具合は随時、お電話(072-681-9794)にてご確認いただくことをお勧めします。どうぞお気軽に事前申し込みのうえ、ご来館くださいませ。

先週木曜の会議で開館が決まってから、館内では急ピッチで準備を進めています! 来館した方の安心と安全を考え、スタッフが実際にホールを眺めながらご覧いただける展示を選んだり、じっくりご覧いただくための工夫や対策を考えました。ご来館の際にはみなさまに、マスクの着用・手指の消毒・ソーシャルディスタンスの維持……などお願いすることもいろいろございますが、どうぞご理解をお願いいたします。

「常に、人と人との間隔を保ちながら展示を見るなんて面倒くさい!」と思っているあなた! 実は、そうでもないんですよ。ソーシャルディスタンスはできれば2m確保と言われています。その目安のテープを貼りながら私たち自身、改めて展示ホールを点検して気づいたのですが、そもそも生命誌の展示ホールは、来館者にじっくりとご鑑賞いただくためにと思って、これまで設えた展示は既にお一人お一人がほぼ2m程度の間隔で鑑賞するのに最適化されておりました。それを明示的に示す目安テープを床に貼りました。ぜひご来館いただき、なるほどと思っていただければ嬉しいです。例えば「生命誌絵巻」「新・生命誌絵巻」「生命誌マンダラ」が並ぶ ”生命誌3つの表現” の壁面を飾る3点の絵の中心から中心の距離は2mピッタリ。予めそんな風にできていて、いくつかビニールシートで覆ったり、ハンズオンなのに「触らないでください」と書いたりしましたが、なるべく、平時の展示ホールの雰囲気の維持を心がけ、張り紙も、ビニールシートも「美しく」設置しました!

いつものようには触れない、見ることのできない展示もありますが、この度の制約があることで、逆に、いつもと違う新しい工夫も、あちこちに散りばめています。改めて展示をご覧いただき、新しい発見や気づきを、そして次への期待として、ご意見をお寄せいただければ嬉しいです。一所懸命、考えてお迎えの体制を整えました。皆様のご来館をお待ちしております。