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  4. BRH WORKS 記録映画 「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」絶賛上映中!

JT生命誌研究館の日常を通して、生きもの研究とその表現の魅力を伝える記録映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」が、この夏より劇場公開され、映画上映とあわせて、各地で、生命誌のトークやチョウの食草園展示を開催しています。そんな「生命誌の集い@映画館」の様子をお伝えします。

1. 幕開けは、ポレポレ東中野モーニングショー!

封切り館となったポレポレ東中野では、劇場ロビーに<ポレポレ・ミニ食草園>を設置。研究館から運び込んだ本物のチョウの食草や、枝にそっくり擬態の巧者・ナナフシを囲んで、映画鑑賞後の語り合いも盛り上がりました。毎日、多彩なゲストを迎えて趣向を凝らした上映後イベントを開催。そんな東京での1週間の様子をお伝えします。

生きものの世界は思いがけないことばかり……初日と二日目に予定していた館長と名誉館長による舞台挨拶が、体調不良により叶わなくなり、急遽、託されたメッセージを朗読する形で、ご来場の方々へお届けすることになりました。メッセージはこのページでもお読みになれます。


三日目は、本作出演者でもある研究館の齊藤わかと、中井彩香から食草園の四季や、ナナフシの擬態、紙工作についてなど…研究館の日常のいろいろを、ゆるっとお話ししました。


続いてのトークに、スペシャルゲストとしてお招きしたのは、イモムシ画家の桃山鈴子さんと、植物観察家の鈴木純さん。お二人とも本作に共感してくださってのご登壇です。桃山さんからは、美しいイモムシやチョウを見つめて緻密に描く「蟲愛づる」思い、そして、その舞台裏のお話を。鈴木さんからは、まちの中で植物を観察するコツを、そして植物をよく見ていくと自ずと気づく昆虫たちとの関わりについてなど、「そんなふうに生きていたのね まちのなかの食草」というお話し、あっという間の楽しい時間でした。


優しく、時に軽妙なギターの音色で、本作の植物と昆虫の世界にいのちを吹き込んでくれた末森樹さんと、印象深い木版画の一枚で、本作を表現してくれた宣伝美術の山福朱実さん、お二人の共演によるトーク&ライブ。




詩人のぱくきょんみさんが、本作のために書いてくださった詩を、歌「わからなくてもいい」として、この時、初めて披露しました。本作から生まれた新曲です。

2. 関東、関西、そして九州へ


東京に続き、神奈川、京都、福岡、そして鹿児島で上映。週末は、監督、出演者、さらに、ナナフシやチョウの幼虫も舞台挨拶のために各地の劇場へ赴きました。オンラインによるトークも、いろいろと工夫を重ねながら実施、臨場感あふれる食草園からのライブ中継も好評でした。

キノシネマ天神はブライダルホールのような新しい映画館。支配人さんもナナフシに興味津々。横浜シネマリン上映後トークは、村田監督がナナフシと小鼓を携えて劇場へ。


キノシネマ天神(福岡)2週目の週末は在宅オンライントークで、食草園をWEBでも楽しめるコンテンツのご案内など…。


ガーデンズシネマ(鹿児島)では、劇場と研究館をオンラインでつないで、展示ホールと食草園の「今」をライブ中継。期せずしてシジミチョウの産卵シーンに出会えました!

3. 大阪・九条 シネ・ヌーヴォー


大阪では、生命誌ドキュメンタリー連続上映として、前作「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」に続けて上映。こちらでも<ミニ食草園>は好評でした。

シネ・ヌーヴォー入り口にしつらえた食草園。最初からここにあったかのように、しっくりおさまってしまい、撤収が名残惜しくもありました。

大阪の劇場でも、やっぱり支配人さんは、ナナフシに興味津々。食草の毎日の水やりを、ありがとうございました!

4. 神戸・長田 神戸映画資料館


神戸では、六甲山など地域の自然とのふれあい活動グループと協働で、チョウと幼虫ふれあい体験などを劇場で実施、映画鑑賞とあわせて楽しんでいただきました。(協力:自然体験活動支援「シニア種まき隊」の皆さん)

神戸映画資料館の前に出現したチョウとのふれあいドーム。なんと40頭以上ものいろいろな種類のチョウがカヤの中に。参加者は中へ順番に入って、チョウに蜜をあげる体験をしました。

食草と幼虫のコーナーでは、小さなオオムラサキの幼虫も!

定番の塗り絵や展示も賑わいました。

5. メディア掲載
〈村田英克監督インタュー・作品紹介〉

 

村田英克(むらた・ひでかつ)
2014年音楽劇「生命誌版セロ弾きのゴーシュ」の製作・出演、2015年に記録映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」(藤原道夫監督)を企画・製作。コミュニティシネマとしての上映活動を続ける。2022年に記録映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」監督・撮影・編集。

  
◆YouTube◆
・タケダ監督のドラゴンシネマナイト 8月25日(31分)

・サブカルワンダーランド m307 8月23日(42分)

・シネマコミュニケーター高橋裕之のハイシーン! 8月19日(11分)

◆Web site◆
・Tiroir du Kinéma ティロワ・デュ・キネマ「立ち止まる謙虚さが必要」 8月22日

・キネ坊主「身の周りをよく見ると分からないことだらけ」8月18日

・HugKum 「映画で昆虫と植物をじっくり味わう『食草園…』監督の思い」

◆新聞◆
・読売新聞(2022年8月19日)「動植物目線 神秘の世界」

・神戸新聞(2022年8月1日)「チョウと植物 生命のドラマを記録」

・京都新聞(2022年7月28日)「庭と虫と人と 12平方メートルの物語」

・大阪日日新聞(2022年6月12日)「館物語」JT生命誌研究館

 


秋以降も、上映&催しをいろいろ工夫しながら各地を巡回します。お楽しみに。
<劇場情報>はこちら
 
 

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2025/1/18(土)

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