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季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。

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検索結果を表示しています。(797 件の記事が該当しました)

RESEARCH

味覚受容体遺伝子がむすぶ化合物と産卵行動 

尾崎克久

2000年弘前大学(岩手連大)博士課程修了。博士(農学)。農林水産省果樹試験場りんご支場生物系特定産業技術研究推進機構ポスドク、JT生命誌研究館奨励研究員を経て2005年より同研究員。

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RESEARCH

アナログかデジタルか? 滑らかな動きを生む進化

西野敦雄

2001年京都大学理学研究科博士課程中退。博士(理学)。東京大学新領域創成科学研究科助手、日本学術振興会特別研究員(自然科学研究機構)を経て、大阪大学理学研究科助教。現在はオタマボヤ類の研究を行っている。

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SCIENTIST LIBRARY

自然免疫の点を線につなぐ

審良静男

1953年
大阪府生まれ
1977年
大阪大学医学部卒業
1984年
大阪大学大学院医学研究科病理系専攻博士課程修了
1985年
カリフォルニア大学バークレー校博士研究員
1987年
大阪大学細胞工学センター助手(免疫研究部門)
1995年
大阪大学細胞生体工学センター助教授
1996年
兵庫医科大学生化学講座教授
1999年
大阪大学微生物病研究所教授
2007年
大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長

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TALK

化石が物語る人類の始まり

諏訪 元 × 中村桂子

1954年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程修了。80年よりカリフォルニア大学バークレー校へ留学し、エチオピア国立博物館、ケニア国立博物館などで標本調査、東アフリカでのフィールドワークに従事。京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部助教授を経て、現在、東京大学総合研究博物館教授。ティム・ホワイト、ブルハニ・アスフォーらとの国際共同研究チームによるアフリカでの初期人類研究のほか、縄文人など日本の人骨研究も手がける。

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季刊「生命誌」68号編む

ここしばらく、生命誌の中の大事なできごとの一つとして「生きもの上陸」を見てきました。その結果生まれた水、陸、空というさまざまな環境の中での生きものたちの暮らしの工夫には眼を見張るものがあります。

対談のお相手は諏訪さん。陸上での変化の中で最大のできごとと言える人類誕生の姿を捉えつつあると思えるお仕事について、たくさんの化石の中で語り合った時間は充実したものでした。
リサーチは、陸に上がった脊椎動物と植物での、新しい能力獲得の姿を捉える若い方たちです。トリの発生の高橋淑子さん、植物の塚谷裕一さんのもとから育つ新しい力を頼もしく思います。トリ(脊椎動物)の骨や筋肉を作る基本構造の中から旅をして血管を作る細胞になっていく過程。行く先でしっかり体を作ってくれよと送り出されているようで、細胞の世界にも物語があると感じます。動物に比べると、形にそれほど変化がないように見える植物も、それぞれに必要な器官を工夫しています。イネの細長い葉をしっかり支える中肋を作る遺伝子は、既存のものを流用しているとわかりました。

サイエンティスト・ライブラリーの塚本先生は、回遊への関心からウナギの産卵場を追い続け、ついにそれを特定なさったドラマを語って下さいました。本当に知りたいのは旅をする心なのだとおっしゃりながら。(中村桂子)

RESEARCH

長い旅をしてできる血管内皮細胞

佐藤有紀

熊本大学大学院先導機構特任助教。1998年北里大学理学部卒業。2003年奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科博士課程修了。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター、カリフォルニア工科大学バイオイメージングセンターの研究員を経て2009年より現職。

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季刊「生命誌」68号編む

ここしばらく、生命誌の中の大事なできごとの一つとして「生きもの上陸」を見てきました。その結果生まれた水、陸、空というさまざまな環境の中での生きものたちの暮らしの工夫には眼を見張るものがあります。

対談のお相手は諏訪さん。陸上での変化の中で最大のできごとと言える人類誕生の姿を捉えつつあると思えるお仕事について、たくさんの化石の中で語り合った時間は充実したものでした。
リサーチは、陸に上がった脊椎動物と植物での、新しい能力獲得の姿を捉える若い方たちです。トリの発生の高橋淑子さん、植物の塚谷裕一さんのもとから育つ新しい力を頼もしく思います。トリ(脊椎動物)の骨や筋肉を作る基本構造の中から旅をして血管を作る細胞になっていく過程。行く先でしっかり体を作ってくれよと送り出されているようで、細胞の世界にも物語があると感じます。動物に比べると、形にそれほど変化がないように見える植物も、それぞれに必要な器官を工夫しています。イネの細長い葉をしっかり支える中肋を作る遺伝子は、既存のものを流用しているとわかりました。

サイエンティスト・ライブラリーの塚本先生は、回遊への関心からウナギの産卵場を追い続け、ついにそれを特定なさったドラマを語って下さいました。本当に知りたいのは旅をする心なのだとおっしゃりながら。(中村桂子)

RESEARCH

遺伝子の段階的な進化が生む新しい植物の形

中山北斗

日本学術振興会特別研究員。2010年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。現在、東京大学大学院理学系研究科発生進化研究室にて、植物の形づくりやその進化過程に関わる分子メカニズムを研究している。

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ここしばらく、生命誌の中の大事なできごとの一つとして「生きもの上陸」を見てきました。その結果生まれた水、陸、空というさまざまな環境の中での生きものたちの暮らしの工夫には眼を見張るものがあります。

対談のお相手は諏訪さん。陸上での変化の中で最大のできごとと言える人類誕生の姿を捉えつつあると思えるお仕事について、たくさんの化石の中で語り合った時間は充実したものでした。
リサーチは、陸に上がった脊椎動物と植物での、新しい能力獲得の姿を捉える若い方たちです。トリの発生の高橋淑子さん、植物の塚谷裕一さんのもとから育つ新しい力を頼もしく思います。トリ(脊椎動物)の骨や筋肉を作る基本構造の中から旅をして血管を作る細胞になっていく過程。行く先でしっかり体を作ってくれよと送り出されているようで、細胞の世界にも物語があると感じます。動物に比べると、形にそれほど変化がないように見える植物も、それぞれに必要な器官を工夫しています。イネの細長い葉をしっかり支える中肋を作る遺伝子は、既存のものを流用しているとわかりました。

サイエンティスト・ライブラリーの塚本先生は、回遊への関心からウナギの産卵場を追い続け、ついにそれを特定なさったドラマを語って下さいました。本当に知りたいのは旅をする心なのだとおっしゃりながら。(中村桂子)

SCIENTIST LIBRARY

動物はなぜ旅をするのかを考え続けて

塚本勝巳

1948年
岡山県生まれ
1971年
東京大学農学部水産学科卒業
1974年
東京大学大学院農学研究科
博士課程中退
1974年
東京大学海洋研究所助手
1986年
東京大学海洋研究所助教授
1994年
東京大学海洋研究所教授
2010年
東京大学大気海洋研究所教授

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ここしばらく、生命誌の中の大事なできごとの一つとして「生きもの上陸」を見てきました。その結果生まれた水、陸、空というさまざまな環境の中での生きものたちの暮らしの工夫には眼を見張るものがあります。

対談のお相手は諏訪さん。陸上での変化の中で最大のできごとと言える人類誕生の姿を捉えつつあると思えるお仕事について、たくさんの化石の中で語り合った時間は充実したものでした。
リサーチは、陸に上がった脊椎動物と植物での、新しい能力獲得の姿を捉える若い方たちです。トリの発生の高橋淑子さん、植物の塚谷裕一さんのもとから育つ新しい力を頼もしく思います。トリ(脊椎動物)の骨や筋肉を作る基本構造の中から旅をして血管を作る細胞になっていく過程。行く先でしっかり体を作ってくれよと送り出されているようで、細胞の世界にも物語があると感じます。動物に比べると、形にそれほど変化がないように見える植物も、それぞれに必要な器官を工夫しています。イネの細長い葉をしっかり支える中肋を作る遺伝子は、既存のものを流用しているとわかりました。

サイエンティスト・ライブラリーの塚本先生は、回遊への関心からウナギの産卵場を追い続け、ついにそれを特定なさったドラマを語って下さいました。本当に知りたいのは旅をする心なのだとおっしゃりながら。(中村桂子)

TALK

生きもののルールの探し方

長沼 毅 × 中村桂子

1961年生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。理学博士。94年より広島大学大学院生物圏科学研究科助教授、現在准教授。専門は生物海洋学、微生物生態学。砂漠、南極、火山、地底など極限環境に生きる生物を探して地球中を駆けめぐる。著書に『深海生物学への招待』『宇宙がよろこぶ生命論』ほか多数。

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季刊「生命誌」67号編む

多様な生きものたちを見ていると、いくらでも知りたいことが出てきます。でも、ふと生きものってこの姿しかないのだろうかとも思うのです。

対談のお相手の長沼さん、サイエンティスト・ライブラリーの吉田先生のお二人が期せずして地球外の生物を手にしたいという願いを語っています。宇宙探査が進み、生命体の棲む惑星の存在の可能性は高まっています。二例目の生命体との出会いも絵空事ではなさそうです。

そんな時だからこそ地球上の生物たちが38億年という時間の中でどのように編みあげられてきたかをもっとよく知りたいという気持が強まります。極限環境も含め、地球の生命体をとことん考え、そこにルールを探りたいという気持を長沼さんと語りました。チューリングやL-システムなどとっかかりは見えている気がします。

DNA→RNA→タンパク質といういわゆるセントラル・ドグマを支えるtRNAの進化を捉えた藤島さん。ちょっといい加減で、しかも巧みに立ちまわる生きものの特性を、分子のジグソーパズルで見せてくれる楽しい研究です。ここでも極限環境に棲む古細菌が活躍します。分子だけでなく、社会性の進化もまさにちょっといい加減で巧み。三浦さんのシロアリ研究がそれを示します。分子から個体、社会と全体を捉える視点です。ATP合成酵素が回ってはたらくという思いもよらない事実を映像で示し、皆をうならせた吉田先生。若い頃から変らぬやんちゃ(失礼)が魅力です。(中村桂子)

RESEARCH

組み合わせで進化した古細菌のtRNA

藤島皓介

慶應義塾大学先端生命科学研究所博士研究員。2009年に慶應大学大学院先端生命科学プログラム後期博士課程修了、博士(学術)。初期の生命が使っていたシステムに興味を持って古細菌とコンピュータに向き合う日々を送っている。

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多様な生きものたちを見ていると、いくらでも知りたいことが出てきます。でも、ふと生きものってこの姿しかないのだろうかとも思うのです。

対談のお相手の長沼さん、サイエンティスト・ライブラリーの吉田先生のお二人が期せずして地球外の生物を手にしたいという願いを語っています。宇宙探査が進み、生命体の棲む惑星の存在の可能性は高まっています。二例目の生命体との出会いも絵空事ではなさそうです。

そんな時だからこそ地球上の生物たちが38億年という時間の中でどのように編みあげられてきたかをもっとよく知りたいという気持が強まります。極限環境も含め、地球の生命体をとことん考え、そこにルールを探りたいという気持を長沼さんと語りました。チューリングやL-システムなどとっかかりは見えている気がします。

DNA→RNA→タンパク質といういわゆるセントラル・ドグマを支えるtRNAの進化を捉えた藤島さん。ちょっといい加減で、しかも巧みに立ちまわる生きものの特性を、分子のジグソーパズルで見せてくれる楽しい研究です。ここでも極限環境に棲む古細菌が活躍します。分子だけでなく、社会性の進化もまさにちょっといい加減で巧み。三浦さんのシロアリ研究がそれを示します。分子から個体、社会と全体を捉える視点です。ATP合成酵素が回ってはたらくという思いもよらない事実を映像で示し、皆をうならせた吉田先生。若い頃から変らぬやんちゃ(失礼)が魅力です。(中村桂子)

RESEARCH

関わりが生みだす昆虫の社会性

三浦徹

北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授。1999年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。日本学術振興会特別研究員、東京大学総合文化研究科助手を経て現職。

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多様な生きものたちを見ていると、いくらでも知りたいことが出てきます。でも、ふと生きものってこの姿しかないのだろうかとも思うのです。

対談のお相手の長沼さん、サイエンティスト・ライブラリーの吉田先生のお二人が期せずして地球外の生物を手にしたいという願いを語っています。宇宙探査が進み、生命体の棲む惑星の存在の可能性は高まっています。二例目の生命体との出会いも絵空事ではなさそうです。

そんな時だからこそ地球上の生物たちが38億年という時間の中でどのように編みあげられてきたかをもっとよく知りたいという気持が強まります。極限環境も含め、地球の生命体をとことん考え、そこにルールを探りたいという気持を長沼さんと語りました。チューリングやL-システムなどとっかかりは見えている気がします。

DNA→RNA→タンパク質といういわゆるセントラル・ドグマを支えるtRNAの進化を捉えた藤島さん。ちょっといい加減で、しかも巧みに立ちまわる生きものの特性を、分子のジグソーパズルで見せてくれる楽しい研究です。ここでも極限環境に棲む古細菌が活躍します。分子だけでなく、社会性の進化もまさにちょっといい加減で巧み。三浦さんのシロアリ研究がそれを示します。分子から個体、社会と全体を捉える視点です。ATP合成酵素が回ってはたらくという思いもよらない事実を映像で示し、皆をうならせた吉田先生。若い頃から変らぬやんちゃ(失礼)が魅力です。(中村桂子)

SCIENTIST LIBRARY

ATP合成酵素がまわる不思議

吉田賢右

1944年
群馬県生まれ
1972年
東京大学大学院理学系研究科
生物化学専攻博士課程修了
自治医科大学第一生化学助手
1978年
自治医科大学第一生化学講師
1985年
東京工業大学理学部助教授
1989年
東京工業大学理学部教授
1990年
東京工業大学生命理工学部教授
1992年
東京工業大学資源化学研究所教授
2010年
京都産業大学総合生命科学部教授

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多様な生きものたちを見ていると、いくらでも知りたいことが出てきます。でも、ふと生きものってこの姿しかないのだろうかとも思うのです。

対談のお相手の長沼さん、サイエンティスト・ライブラリーの吉田先生のお二人が期せずして地球外の生物を手にしたいという願いを語っています。宇宙探査が進み、生命体の棲む惑星の存在の可能性は高まっています。二例目の生命体との出会いも絵空事ではなさそうです。

そんな時だからこそ地球上の生物たちが38億年という時間の中でどのように編みあげられてきたかをもっとよく知りたいという気持が強まります。極限環境も含め、地球の生命体をとことん考え、そこにルールを探りたいという気持を長沼さんと語りました。チューリングやL-システムなどとっかかりは見えている気がします。

DNA→RNA→タンパク質といういわゆるセントラル・ドグマを支えるtRNAの進化を捉えた藤島さん。ちょっといい加減で、しかも巧みに立ちまわる生きものの特性を、分子のジグソーパズルで見せてくれる楽しい研究です。ここでも極限環境に棲む古細菌が活躍します。分子だけでなく、社会性の進化もまさにちょっといい加減で巧み。三浦さんのシロアリ研究がそれを示します。分子から個体、社会と全体を捉える視点です。ATP合成酵素が回ってはたらくという思いもよらない事実を映像で示し、皆をうならせた吉田先生。若い頃から変らぬやんちゃ(失礼)が魅力です。(中村桂子)

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絵と言葉で自然を描き出す

今橋理子 × 中村桂子

1964年東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、東海大学文学部専任講師を経て、現在、学習院女子大学国際文化交流学部教授。秋田蘭画から花鳥画、動物画などの実証研究を通して、絵画作品の歴史的な意味を明らかにする。著書に『江戸の花鳥画』『秋田蘭画の近代』ほか多数。

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RESEARCH

4億年もRNAを書き換え続けてきた意味

由良敬

お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋大学理学部助手、日本原子力研究所計算科学推進センター研究員を経て2008年より現職。今回の成果は情報・システム研究機構の郷通子氏との長年の研究から生まれた。

キーワード

RESEARCH

有性と無性を組み合わせて多様性を維持するシダ

篠原渉

2004年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。京都大学大学院理学研究科グローバルCOE特別講座助教。シダ植物と屋久島の高山性ミニチュア植物を対象に、種多様性、種分化、適応進化を研究している。

キーワード

SCIENTIST LIBRARY

死の側から生を見る分野を確立

長田重一

1949年
石川県生まれ
1977年
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
東京大学医科学研究所助手
チューリッヒ大学分子生物学研究所研究員
1982年
東京大学医科学研究所助手
1987年
大阪バイオサイエンス研究所分子生物学研究部部長
1995年
大阪大学大学院医学系研究科教授
2002年
大阪大学大学院生命機能研究科教授
2007年
京都大学大学院医学研究科教授

キーワード

TALK

カオスで探る生きものらしさ

津田一郎 × 中村桂子

1953年岡山県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、北海道大学電子科学研究所教授。「科学する精神」と「近代を超えること」を実践するために、最適の場として脳の解明を選んだ数学者。著書に『カオス的脳観』『ダイナミックな脳−カオス的解釈』ほか。

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季刊「生命誌」65号編む

子どもの頃、編みものが好きでした。母がセーターを編んだ残り糸を貰って靴下を編むのです。今思うと、一次元の糸が三次元の形を作っていくのが楽しかったのだろうなと思います。対談のお相手津田さんのカオスの数学というとんでもなく難しいテーマも、きっと編み上げられたものなので、編みものをほどくつもりで解きほぐせないかと思っています。カオスの基本テーマである「時間」は生命誌には不可欠ですから。

リサーチは、人気者の粘菌です。飢餓になるとアメーバが集まってキノコのような形になる姿はおなじみですが、この自己組織化がどのように起きるかを解いた研究、面白いです。もう一つは、研究館の人気者のオオヒメグモです。節足動物のモデル、ショウジョウバエとは違う前後軸、背腹軸の作り方が見えてきて、体の軸形成の進化を探る鍵になりそうで、これからが楽しみです。

サイエンティスト・ライブラリーは、脳研究で学士院賞を受賞なさったばかりの御子柴先生。研究はもちろん、絵画から中国の骨董まで、知的興味が溢れ出てきて話が止まらないのです。研究成果だけでなく、人間を伝えることの大切さを改めて感じました。分子から病気まで、脳という切り口であらゆる方向へ展開しています。(中村桂子)

RESEARCH

粘菌のふるまいに見る自己組織化の始まり

澤井哲

東京大学大学院総合文化研究科准教授。2001年東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。2001-2005年プリンストン大学分子生物学部博士研究員、JST ERATO複雑系生命プロジェクト(総括:金子邦彦教授)グループリーダーを経て、2008年より現職。

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子どもの頃、編みものが好きでした。母がセーターを編んだ残り糸を貰って靴下を編むのです。今思うと、一次元の糸が三次元の形を作っていくのが楽しかったのだろうなと思います。対談のお相手津田さんのカオスの数学というとんでもなく難しいテーマも、きっと編み上げられたものなので、編みものをほどくつもりで解きほぐせないかと思っています。カオスの基本テーマである「時間」は生命誌には不可欠ですから。

リサーチは、人気者の粘菌です。飢餓になるとアメーバが集まってキノコのような形になる姿はおなじみですが、この自己組織化がどのように起きるかを解いた研究、面白いです。もう一つは、研究館の人気者のオオヒメグモです。節足動物のモデル、ショウジョウバエとは違う前後軸、背腹軸の作り方が見えてきて、体の軸形成の進化を探る鍵になりそうで、これからが楽しみです。

サイエンティスト・ライブラリーは、脳研究で学士院賞を受賞なさったばかりの御子柴先生。研究はもちろん、絵画から中国の骨董まで、知的興味が溢れ出てきて話が止まらないのです。研究成果だけでなく、人間を伝えることの大切さを改めて感じました。分子から病気まで、脳という切り口であらゆる方向へ展開しています。(中村桂子)

RESEARCH

細胞のダイナミズムが生み出す

秋山-小田康子

日本学術振興会特別研究員。1998年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。科学技術振興機構さきがけ研究21研究員、生命誌研究館奨励研究員などを経て、2009年より現職。2001年より生命誌研究館ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボにて研究。

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子どもの頃、編みものが好きでした。母がセーターを編んだ残り糸を貰って靴下を編むのです。今思うと、一次元の糸が三次元の形を作っていくのが楽しかったのだろうなと思います。対談のお相手津田さんのカオスの数学というとんでもなく難しいテーマも、きっと編み上げられたものなので、編みものをほどくつもりで解きほぐせないかと思っています。カオスの基本テーマである「時間」は生命誌には不可欠ですから。

リサーチは、人気者の粘菌です。飢餓になるとアメーバが集まってキノコのような形になる姿はおなじみですが、この自己組織化がどのように起きるかを解いた研究、面白いです。もう一つは、研究館の人気者のオオヒメグモです。節足動物のモデル、ショウジョウバエとは違う前後軸、背腹軸の作り方が見えてきて、体の軸形成の進化を探る鍵になりそうで、これからが楽しみです。

サイエンティスト・ライブラリーは、脳研究で学士院賞を受賞なさったばかりの御子柴先生。研究はもちろん、絵画から中国の骨董まで、知的興味が溢れ出てきて話が止まらないのです。研究成果だけでなく、人間を伝えることの大切さを改めて感じました。分子から病気まで、脳という切り口であらゆる方向へ展開しています。(中村桂子)

SCIENTIST LIBRARY

俯瞰と徹底 分子から細胞、発生へ

御子柴克彦

1945年
長野県生まれ
1973年
慶応義塾大学大学院医学研究科
(生理系生理)修了,医学博士
1976年
パスツール研究所研究員
1982年
慶応義塾大学医学部助教授
1985年
大阪大学蛋白質研究所教授
1986年
国立岡崎共同研究機構
基礎生物学研究所教授(併任)
1992年
東京大学医科学研究所教授
2009年
理化学研究所脳科学総合研究
センター チームリーダー

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子どもの頃、編みものが好きでした。母がセーターを編んだ残り糸を貰って靴下を編むのです。今思うと、一次元の糸が三次元の形を作っていくのが楽しかったのだろうなと思います。対談のお相手津田さんのカオスの数学というとんでもなく難しいテーマも、きっと編み上げられたものなので、編みものをほどくつもりで解きほぐせないかと思っています。カオスの基本テーマである「時間」は生命誌には不可欠ですから。

リサーチは、人気者の粘菌です。飢餓になるとアメーバが集まってキノコのような形になる姿はおなじみですが、この自己組織化がどのように起きるかを解いた研究、面白いです。もう一つは、研究館の人気者のオオヒメグモです。節足動物のモデル、ショウジョウバエとは違う前後軸、背腹軸の作り方が見えてきて、体の軸形成の進化を探る鍵になりそうで、これからが楽しみです。

サイエンティスト・ライブラリーは、脳研究で学士院賞を受賞なさったばかりの御子柴先生。研究はもちろん、絵画から中国の骨董まで、知的興味が溢れ出てきて話が止まらないのです。研究成果だけでなく、人間を伝えることの大切さを改めて感じました。分子から病気まで、脳という切り口であらゆる方向へ展開しています。(中村桂子)

TALK

文法が生み出す人間らしさ

酒井邦嘉

1964年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。同大学医学部助手、ハーバード大学医学部リサーチフェロー、MIT言語学・哲学科客員研究員を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。生成文法理論に基づいて、言語処理の法則性を脳科学として実証する研究に取り組む。著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事』『脳の言語地図』ほか。

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季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

オンライン開催 催しのご案内

レクチャー

8/31(土)14:00〜15:30

ベジタリアンなハエの作り方 -ワサビ受容体の進化に着目して-