案内は生命誌絵巻からスタート。 本物のDNAと二重らせんの模型。 覗いてみたら何が見えた? 「蝶の通が語る生命誌展」のパネルの前で。 オサムシの進化が語る日本列島の歴史。この日訪れてくれたのは、高槻市にある大阪府立大冠高校の皆さんでした。 (写真=外賀嘉起)

「まずは、生命誌絵巻から紹介しましょう。地球上にいるたくさんの生き物たちは、今から約40億年前に生まれた、たった一つの生命の子孫です。この絵には、40億年の進化の歴史が芸術作品として描かれています」

JT生命誌研究館では、昨年の秋から案内を専門にするスタッフを置き、グループで来館されるみなさんに展示の案内を始めました。

生命誌絵巻に始まって、チョウ、オサムシ、2階ギャラリーまで、全部で40分ほどのコースを回ります。DNAの解説パネルでは、本物のDNAを見ていただき、チョウの展示では、本誌22号でも特集した、翅のでき方の研究を順に紹介していきます。

鱗粉を大きく拡大した電子顕微鏡写真や、翅ができるときに細胞が死ぬ「プログラム細胞死」の様子など、ほかではあまり見られない珍しい写真を、解説つきでご覧ください。

翅の上の目玉模様(眼状紋)が変化した突然変異体は、うっかりすると見落としてしまいそうなわずかな違いを集めたもの。でも、よく見ると目玉模様が大きくなったり、形が変わったチョウが展示されています。そんなところもしっかりと見ていただきます。

案内の最後には、展示を作っているコミュニケーション部門(SICP部門)のスタッフが登場し、みなさんの疑問・質問にお答えします。

お勉強のためではなく、さまざまな展示をより深く楽しんでいただくためのちょっとしたお手伝い。そう考えて始めた案内です。

ぜひ、お気軽にお申し込み下さい。

(加藤和人/本誌)