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みんなの広場

展示・映像

2024.08.20

ナミアゲハの産卵

参照記事「研究館より」

アマミナナフシiki

・記録映画『食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙』の鑑賞後。スタッフと共に4階の食草園へ。ナミアゲハがひらひら飛んできてミカンの木に。
「あ、卵生んでいる!」
「卵って近くではなく、あっちこっちで生んでいる!」
「山椒の木でも生んでいる!迷わず山椒の木の所へ行っている。あのナミアゲハはミカンの木の位置と山椒の木の位置を覚えているのかな?」
「10個ぐらい生んでいるね」
ナミアゲハが飛んで行った後で卵の位置を確認してみたら…。卵ってちっちゃいし、ミカンの木の上の方は見えないし…。結局、ミカンの木に1個、山椒の木に1個だけしか見つからず…。しるしにリボンを付けました。

・小学1年生の男の子がお父さんに肩車をしてもらって、クマゼミを手づかみしました。
「鳴かないからメスだね。」

・4cmの黄緑色の角のあるスズメガの仲間の幼虫。
「かわいい!」
大人も覗き込んで嬉しそう。
「スズメガの蛹は土の上とか、土の中とかにある。1度プラスチック製のケースに幼虫を入れてみたらあきらめてケースの底で蛹になっちゃった。」
「土の中から出てきて蛾になるん?翅伸ばすの大変そう。蝶や蝉と違って。」
「スズメガが羽化したら鱗粉が落ちて透明になってきれいよ。」
鱗粉だらけの蛾ばかり見かけて、透明の翅のスズメガは見たことはありません…。
「鱗粉を全部落とすんだったら鱗粉をつける意味ないやん。」
見学者とスタッフの虫談義が延々と…。

・『笑顔の里ー小学校にチョウを呼ぶ庭を』
富田小学校の4年と5年。校内の池の掃除の為にドジョウ手づかみ。メダカやアメンボもお引越し。通学路の葉っぱを集めて腐葉土作り。木彫りのネームプレート。可愛いお花の絵を描いた木製ベンチ。子どもたちが大きくなっても、食草園作りの楽しい思い出はずーっと残ってますよ。

2024.08.20

1. 村田英克(表現を通して生きものを考えるセクター)

8/17(土)記録映画&食草園の鑑賞会ご来場ありがとうございました。

午前の上映後、ちょうど皆さんが食草園へあがったタイミングで舞い込んできたナミアゲハのお母さんが目の前ではじめた「産卵実演」には驚きでしたね! 「いつも、こうやって食草を見分けて卵を産んでいるんですよ!」とまるで水族館のイルカショーのように!)!!カラスザンショウからサンショウへ、ミカンからレモンへ……そしてまた空高くどこへやら消えていきました。数分の出来事でしたね。

今は小学校も、先生も児童もやること多くて忙しいんだけれども、なんとか1年間のうちどこかで季節ごとの定例行事のような形で、食草園も続けて行ってくれるといいなあと期待しています。

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