表現スタッフ日記
2022.10.15
生態系バランス
私達は普段、展示ガイドの中で、生態系の中での生きもの同士の繋がりなどを案内させてもらっているが、最近の生き物間の相互作用の現状を考えると、複雑な思いが交錯する。
植物と昆虫の関係で言うと、最近の気温の変化に反応し例年よりも早い時期に孵化してしまった昆虫に対し、その食草となる植物が気温よりも日照時間に反応し、気温変動が起こっても例年通りの時期に開花したならば…。早くに孵化した幼虫たちは、餌となる植物に恵まれず、餌不足に陥ってしまう。さらにその影響はこの昆虫を餌とする鳥の繁殖活動へも及ぶのではないか…など。
普段生活する中で上のようなことを実際に目の当たりにする機会は少ないが、我々人間の生活は生態系を基本として成り立っている。気温の上昇によって最近頻繁に異常気象が起こる事も含め、決して他人事に思わず、地球環境や生態系のバランスをこれ以上悪化させない為に、個人レベルでも日々コツコツとなにか出来ることは無いかと、考える。
植物と昆虫の関係で言うと、最近の気温の変化に反応し例年よりも早い時期に孵化してしまった昆虫に対し、その食草となる植物が気温よりも日照時間に反応し、気温変動が起こっても例年通りの時期に開花したならば…。早くに孵化した幼虫たちは、餌となる植物に恵まれず、餌不足に陥ってしまう。さらにその影響はこの昆虫を餌とする鳥の繁殖活動へも及ぶのではないか…など。
普段生活する中で上のようなことを実際に目の当たりにする機会は少ないが、我々人間の生活は生態系を基本として成り立っている。気温の上昇によって最近頻繁に異常気象が起こる事も含め、決して他人事に思わず、地球環境や生態系のバランスをこれ以上悪化させない為に、個人レベルでも日々コツコツとなにか出来ることは無いかと、考える。
藤原正子 (館内案内スタッフ)
表現を通して生きものを考えるセクター