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検索結果を表示しています。(807 件の記事が該当しました)

SCIENTIST LIBRARY

自分を食べて生き残る細胞に魅せられて

大隅良典

1945年
福岡県生まれ
1967年
東京大学教養学部卒業
1972年
東京大学理学系研究科a
博士課程修了
1974年
米国ロックフェラー大学研究員
1977年
東京大学理学部助手
1986年
東京大学理学部講師
1988年
東京大学教養学部助教授
1996年
岡崎国立共同研究機構(現自然科学研究機構)基礎生物学研究所教授
2009年
東京工業大学統合研究院特任教授

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」62号めぐる

めぐるの基本は、宇宙、地球、生命体を構成している物質の循環でしょう。なかでも地球の火山活動が供給する二酸化炭素の役割が重要とわかってきたと田近さん。地球凍結という劇的事実を生物進化に結びつけて語ってくれました。このような自然のダイナミズムの中に人間を置くと、少し違う眼が持てそうです。

リサーチは、細胞膜の中での分子のとんぼ返りが、増殖や死など細胞の活動に重要な役割をしているという発見です。細胞膜は、内外を区切りながら物質を選択的に通過させるものと位置づけてきましたが、細胞や個体の行動に大きな役割を果たす驚きの存在です。

BRHをめぐる研究は、昆虫の食べものの好みです。脚先の味覚受容体で味を感じるハエとチョウ。ここでも物質と細胞と個体の行動とが結びつきます。食わず嫌いをなくしたり、さまざまな混合物を識別したり、脚先の遺伝子のはたらきが進化につながる様子が見えてきます。

サイエンティスト・ライブラリーは、30過ぎまで定職がなく親を心配させたという体験をしながら自分で考えることを大切にし、それまでまったく光のあたっていなかった細胞内の液胞のみごとな働きを明らかにした大隅良典さん。こういう生き方もいいなあと思います。(中村桂子)

TALK

島々をめぐる人々の暮らしの知恵

印東道子

東京生まれ。1976年東京女子大学文理学部卒業。同史学科助手を経て、ニュージーランド・オタゴ大学人類学部大学院博士課程修了。Ph.D.。北海道東海大学国際文化学部助教授、教授を経て2000年より国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学教授を併任。専門は、オセアニア考古学、文化史。主な著書に『オセアニア 暮らしの考古学』『島嶼に生きる』『環境と資源利用の人類学』ほか。

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季刊「生命誌」61号めぐる

今年のテーマは「めぐる」でしょう。カードの愛読者から言われてドキリ。図星だったからです。生命誌について一緒に考えて下さっていることをありがたく思います。地球を形成する海と陸。その関わりの中で生きてきた人類の歴史の縮図を見せてくれるのが「島」であることを教えて下さった印東さん。島を巡る人々の自然との関わりから、改めて生きものの一つとしての人間を感じました。

リサーチは巡る季節を知るメカニズムの解明です。引き金は日長。地球が自転しながら太陽のまわりを回り続けてきた中で得た生き方です。ふと、24時間明かりをつけて暮らす現代の都会生活の異常さを思います。「BRHをめぐる研究」として、館での研究と、それに関わる外部の研究とを紹介します。さまざまな生きものでの体つくり、とくに体節つくりを比較し、個体の発生から進化を見ている小田研究室です。学会で数理モデルで同じテーマに取り組んでいる藤本さんと出会い、遺伝子ネットワークを探る共同研究が始まりました。

サイエンティスト・ライブラリーは顕微鏡で見た細胞の美しさへの感動を基に、自ら開発した急速凍結法で観察できる細胞像の中に知りたいもののすべてがあるとおっしゃる廣川信隆さん。研究者のお手本と尊敬しています。(中村桂子)

RESEARCH

ウズラで見えた脊椎動物が季節をよみとるしくみ

吉村崇

1996年名古屋大学大学院農学研究科博士課程中退。博士(農学)。名古屋大学大学院生命農学研究科助手、同助教授、同准教授を経て2008年より同教授、生命農学研究科附属鳥類バイオサイエンス研究センター長(兼務)。

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季刊「生命誌」61号めぐる

今年のテーマは「めぐる」でしょう。カードの愛読者から言われてドキリ。図星だったからです。生命誌について一緒に考えて下さっていることをありがたく思います。地球を形成する海と陸。その関わりの中で生きてきた人類の歴史の縮図を見せてくれるのが「島」であることを教えて下さった印東さん。島を巡る人々の自然との関わりから、改めて生きものの一つとしての人間を感じました。

リサーチは巡る季節を知るメカニズムの解明です。引き金は日長。地球が自転しながら太陽のまわりを回り続けてきた中で得た生き方です。ふと、24時間明かりをつけて暮らす現代の都会生活の異常さを思います。「BRHをめぐる研究」として、館での研究と、それに関わる外部の研究とを紹介します。さまざまな生きものでの体つくり、とくに体節つくりを比較し、個体の発生から進化を見ている小田研究室です。学会で数理モデルで同じテーマに取り組んでいる藤本さんと出会い、遺伝子ネットワークを探る共同研究が始まりました。

サイエンティスト・ライブラリーは顕微鏡で見た細胞の美しさへの感動を基に、自ら開発した急速凍結法で観察できる細胞像の中に知りたいもののすべてがあるとおっしゃる廣川信隆さん。研究者のお手本と尊敬しています。(中村桂子)

CROSS

体節形成パターンを数理モデルで解く

藤本仰一

2001年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。同研究科助手、科学技術振興機構ERATO複雑系生命プロジェクトグループリーダーを経て2009年より大阪大学大学院理学研究科特任准教授。

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季刊「生命誌」61号めぐる

今年のテーマは「めぐる」でしょう。カードの愛読者から言われてドキリ。図星だったからです。生命誌について一緒に考えて下さっていることをありがたく思います。地球を形成する海と陸。その関わりの中で生きてきた人類の歴史の縮図を見せてくれるのが「島」であることを教えて下さった印東さん。島を巡る人々の自然との関わりから、改めて生きものの一つとしての人間を感じました。

リサーチは巡る季節を知るメカニズムの解明です。引き金は日長。地球が自転しながら太陽のまわりを回り続けてきた中で得た生き方です。ふと、24時間明かりをつけて暮らす現代の都会生活の異常さを思います。「BRHをめぐる研究」として、館での研究と、それに関わる外部の研究とを紹介します。さまざまな生きものでの体つくり、とくに体節つくりを比較し、個体の発生から進化を見ている小田研究室です。学会で数理モデルで同じテーマに取り組んでいる藤本さんと出会い、遺伝子ネットワークを探る共同研究が始まりました。

サイエンティスト・ライブラリーは顕微鏡で見た細胞の美しさへの感動を基に、自ら開発した急速凍結法で観察できる細胞像の中に知りたいもののすべてがあるとおっしゃる廣川信隆さん。研究者のお手本と尊敬しています。(中村桂子)

SCIENTIST LIBRARY

未踏の細胞を観察する

廣川信隆

1946年
神奈川生まれ

1971年
東京大学医学部卒業

1972年
東京大学医学部助手

1979年
カリフォルニア大学医学部研究員

1980年
ワシントン大学医学部研究員

1982年
同助教授

1983年
同准教授、東京大学医学部教授

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季刊「生命誌」61号めぐる

今年のテーマは「めぐる」でしょう。カードの愛読者から言われてドキリ。図星だったからです。生命誌について一緒に考えて下さっていることをありがたく思います。地球を形成する海と陸。その関わりの中で生きてきた人類の歴史の縮図を見せてくれるのが「島」であることを教えて下さった印東さん。島を巡る人々の自然との関わりから、改めて生きものの一つとしての人間を感じました。

リサーチは巡る季節を知るメカニズムの解明です。引き金は日長。地球が自転しながら太陽のまわりを回り続けてきた中で得た生き方です。ふと、24時間明かりをつけて暮らす現代の都会生活の異常さを思います。「BRHをめぐる研究」として、館での研究と、それに関わる外部の研究とを紹介します。さまざまな生きものでの体つくり、とくに体節つくりを比較し、個体の発生から進化を見ている小田研究室です。学会で数理モデルで同じテーマに取り組んでいる藤本さんと出会い、遺伝子ネットワークを探る共同研究が始まりました。

サイエンティスト・ライブラリーは顕微鏡で見た細胞の美しさへの感動を基に、自ら開発した急速凍結法で観察できる細胞像の中に知りたいもののすべてがあるとおっしゃる廣川信隆さん。研究者のお手本と尊敬しています。(中村桂子)

TALK

一つ一つの生きものを見つめる眼差し

鷲谷いづみ × 中村桂子

1950年東京都生まれ。東京大学大学院理学研究科博士課程修了。筑波大学生物科学系講師、助教授を経て現在東京大学大学院農学生命科学研究科教授。生態学、保全生態学が専門。中央環境審議会委員、日本学術会議会員。著書に『天と地と人の間で』『サクラソウの目』『生態系を蘇らせる』ほか多数。

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RESEARCH

環境と会話して変化するやわらかなゲノム

郷康広

2003年京都大学霊長類研究所にて博士課程修了。理学博士。総合研究大学院大学博士研究員、日本学術振興会特別研究員・海外特別研究員、ハーバード大学博士研究員を経て、2008年より京都大学大学院理学研究科助教。現在、京都大学霊長類研究所にて嗅覚受容体遺伝子の比較ゲノム解析について新村芳人博士(東京医科歯科大学)と松井淳博士(京都大学)と共同研究中。

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RESEARCH

減数分裂 多様さを生み出す厳格なしくみ

渡邊嘉典

1989年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。日本学術振興会特別研究員、東京大学理学系研究科助手、助教授を経て現在東京大学分子生物学研究所教授。

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SCIENTIST LIBRARY

生物地球化学・社会地球化学という視点

和田英太郎

1939年
東京都生まれ
1962年
東京教育大学理学部化学科卒業
1964年
東京教育大学理学研究科修士課程修了
1967年
東京教育大学理学研究科博士課程終了
1967年
東京大学海洋研究所助手
1974年
米国テキサス大学海洋研究所客員研究員
1976年
三菱化成生命科学研究所
生物地球化学・社会地球化学研究室室長
1989年
三菱化成生命科学研究所部長
1991年
京都大学生態学研究センター教授
2001年
総合地球環境学研究所教授
2004年
海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター
プログラムディレクター

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TALK

美しさを根っこに横へのつながりを

末盛千枝子 × 舟越桂 × 中村桂子

1941年東京生まれ。父は彫刻家の舟越保武。1988年株式会社すえもりブックス設立、代表となる。日本児童図書評議会副会長。M.ゴフスタインの作品の紹介や、まど・みちお氏の詩を美智子皇后が英訳された本など、国内外で独自の価値観による出版を続けている。

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RESEARCH

生物活動の痕跡が示す大量絶滅の真相

丸岡照幸

滋賀県生まれ。1999年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。ウィーン大学、ワシントン大学、大阪市立大学において博士研究員を勤め、2005年筑波大学大学院生命環境科学研究科講師、2008年より同研究科准教授。

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RESEARCH

全体として生きる腸内細菌をはたらきで計測する

服部正平

1979年 大阪市立大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士。東亞合成化学工業(株)研究員、九州大学遺伝情報実験施設助手、米国スクリプス研究所及びカルフォルニア大学サンディエゴ校研究員、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター助教授、理化学研究所ゲノム科学総合研究センターチームリーダー、北里大学北里生命科学研究所教授を経て、2006年より東京大学新領域創成科学科教授。現在オーミクス情報センター長を併任。

SCIENTIST LIBRARY

研究の真髄を医療へ

岸本 忠三

1939年
大阪府生まれ
1964年
大阪大学医学部卒業
1969年
大阪大学大学院医学研究科修了医学博士
1970年
米国ジョーンズ・ホプキンス大学、リサーチフェロー、客員助教授
1974年
大阪大学医学部助手
1979年
大阪大学医学部教授
1983年
大阪大学細胞工学センター教授
1991年
大阪大学医学部教授
1997年
大阪大学総長
2003年
大阪大学大学院生命機能研究科教授

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TALK

動きと関わりが生命を続かせる

河本英夫 × 中村桂子

1953年鳥取県生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学大学院理学研究科博士課程修了。東洋大学助教授を経て1996年より同教授。著書に『システム現象学 オートポイエーシスの第四領域』など多数。日本におけるオートポイエーシス研究の第一人者であり、近年は認知運動療法にも携わる。

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RESEARCH

頑健さを支えるしなやかさを計測する

守屋央朗

岡山県生まれ。1998年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。ワシントン大学リサーチアソシエイト、科学技術振興機構ERATO研究員を経て、2006年よりさきがけ「生命システムの動作原理と基盤技術」領域研究者。癌研究所システムバイオロジー部のメンバーと研究中。

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RESEARCH

多様な細胞分裂様式に見る植物の進化

嶋村正樹

2000年広島大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。日本学術振興会特別研究員、(財)地球環境産業技術研究機構研究員を経て2006年より広島大学大学院理学研究科助教。

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SCIENTIST LIBRARY

生命現象の基本にゆらぎを発見

柳田 敏雄

1946年
兵庫県生まれ
1969年
大阪大学基礎工学部卒業
1976年
工学博士(大阪大学)取得
1988年
大阪大学基礎工学部教授
1996年
同大学医学部教授
2002年
同大学大学院生命機能研究科教授
同大学院医学研究科教授(兼任)

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TALK

形づくりが語る進化の物語

倉谷 滋 × 中村桂子

1958年大阪府生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修士・博士課程修了。理学博士。琉球大学医学部助手、熊本大学医学部助教授、岡山大学理学部教授を経て、2002年より理化学研究所発生・再生科学総合研究センター創造的研究推進プログラム形態進化チームリーダー、2005年より同グループディレクター。著書に『動物進化形態学』など。

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RESEARCH

熱帯林樹木の多様性が続くしくみ

相場慎一郎

1997年北海道大学大学院地球環境科学研究科修了、博士(地球環境科学)。
日本学術振興会特別研究員、鹿児島大学助手を経て2007年より同助教。

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RESEARCH

文楽-家元・門閥なしに継承する独自の芸

後藤静夫

1946年静岡県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。財団法人文楽協会、特殊法人国立劇場、独立行政法人日本芸術文化振興会国立劇場を経て、2004年より京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授。

季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

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3/15(土)14:00-15:30

チョウのことを深く知りたい