「生命誌」年刊号 (書籍)

季刊「生命誌」はカードとwebでお送りし、最後に本にまとめています。年間テーマを軸に一冊にまとめると一味違って「生命誌」が見えてきます。

2005 Biohistory's Theme 年間テーマ「観る」 第1回 第2回 第3回 第4回 年刊号

細胞記憶を支えるクロマチン/形づくりを支える分子の形の変化/光合成タンパク質から知る植物の賢さ/オートファジーの現場をとらえる/柔軟な脳の働きを支えるアストロサイト/新天地を目指して/ヤマネコが語る西表島の生態系/自然界に捕食者が存在することの意味/etc・・・季刊『生命誌』(カード)と生命誌ジャーナル(HP)でお届けした1年間を、「生命誌年刊号2005-観る-」としてまとめました。
はじめに
  「愛づる」「語る」と続けてきたテーマ、今年は「観る」です。どのテーマも、底に流れるのは、"じっくり時間をかける"です。生きているとはどういうことかを知りたいなら、生きている状態をじっくり観ることが基本だと思います。これは私たちだけの思い込みではないようです。本書でも、皆さんから「見るが始まりであり終わりである。」「瞬間を見ることから時間が見えてくる。」「見続けていると、ある時ふと違和感を覚える時があり、そこに発見がある。」「情報でわかるなどと思っていたら大間違い。実物を見なければ。」次々となるほどと思う言葉が出てきます。情報を大量に集めれば何かがわかってくるというものではなく、一つ一つをていねいに見ることからしか本質は見えてこない、と断言してもよいでしょう。もちろんその上で、情報の活用は大事ですけれど。
  カードとwebと本という組み合せでの情報発信も4年目です。カードで見る、webで読む、一まとまりの本から何かを引き出す、という形で使っていただけるとありがたいのですが、それにはまだ工夫が必要だと実感しています。
  最近、大学や研究所で、サイエンス・コミュニケーション、アウトリーチなどの言葉が聞かれます。法人化の中で、資金獲得のためにはアカウンタビリティが必要というわけです。なぜかすべてがカナ言葉で言われているのは、内発的でないからでしょう。科学を日常の中で捉え、是非これを伝えたいという気持ちから表現を工夫するという活動を積み重ねていけば、この問題への答は出ると思います。
  本書を通して研究館を感じとっていただければ幸いです。さらに、webでの訪問や、高槻への来訪をお待ちしています。
(JT生命誌研究館館長・中村桂子)
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生命誌年刊号
『観る』生命誌年刊号 2005
(B5版・198ページ)
定価:1,600円(税込)
発行:JT生命誌研究館
発売:新曜社
発行日:2006.05.01
『観る』生命誌年刊号 2005  中村桂子 編集
季刊「生命誌」45号~48号を一冊の本にまとめました。

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