BRH公開セミナー2003年度の報告

タイトル
「細胞分裂周期の時間的調節」
日時
2003年2月17日
場所
JT生命誌研究館
講演者
トロント大 増井禎夫 博士
内容

動物の受精卵は、発生の初期にはすべての細胞が同じ長さの短い細胞周期時間をもって同調して分裂する。しかし細胞分化がはじまる頃、(両生類胚などは、中期胞胚期)になると割球のあいだで細胞周期時間が異なってきて、細胞分裂が同調分裂より非同調分裂にかわり、分裂が不揃いになる。この同調分裂より非同調分裂への移行は、割球が分裂によって小さくなり、核対細胞質の比が一定の限界値を超えた時に起こる。アフリカツメガエルの胚でしらべたところ、細胞周期時間は、割球の表面積に反比例して延長される。しかし、個々の細胞の細胞周期時間の分布をみると細胞は一定の単位時間の整数倍に近い細胞周期時間をもつ頻度が高い。このような現象は細胞周期の“量子化”と呼ばれ、酵母やゾウリムシ及び哺乳類の培養細胞の分裂増殖においても観察されている。この現象をどのように説明するかについて若干討論したい。

タイトル
「細胞癌化の基本経路:p53経路とRB経路 -昆虫少年から癌研究者へ-」
日時
2003年2月17日
場所
JT生命誌研究館
講演者
田矢洋一 博士
内容

p53とRBについて独自の研究を重ね、これら多彩な機能をもつ遺伝子システムの全体像に迫る成果について語る。

タイトル
「Genomics for Fundamental Studies in Lepidoptera (鱗翅目昆虫基礎研究のためのゲノム研究)」
日時
2002年11月7日
場所
JT生命誌研究館
講演者
Marian R. Goldsmith 博士
内容

ゲノム研究が進んで、ゲノム情報を基盤にした生物多様性の研究が展開している。鱗翅目昆虫も例外ではなく、タバコガゲノムが決定され、カイコゲノムの解析が計画されている。Goldsmith 博士はカイコ遺伝学の代表的な研究者で、30年にわたる研究から、これからの鱗翅目昆虫の基礎研究にとってゲノム解析が不可欠であることを力説する。

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