ラボ日記

研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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ゲノムはゲシュタルト?

2016年9月1日

橋本 主税

8月20日の生命誌の日に「ゲノムと進化を考える集まり」を催しました。演者は3人。一人目の話題は「ゲノムはゲシュタルト」から「言語論とゲノムの相同(相似?)性」に至り、二人目は「仮面ライダーは作れるのか?」、大トリは「振り子を2つつなげたら予測不可能な動きになる」(または「すべては荘子に書かれている」)でした。しかも、大トリの某先生が大オチを綺麗に滑らせてしまうという「オチ」までつけて会は盛況のうちに幕を引きました。

まったく異なる話題から、結局3人の行きついたところは「遺伝子に意味はないんだよ」でした。この集まりの目的は、遺伝子・分子万能の考え方が大勢を占めている現代生物学に対して、違う視点も持ち込もうということでしたが、決して現在の風潮を一方的に批判するものではありません。お客様は30名程度で、質疑応答や議論にはちょうど良いサイズでした。質問もたくさん頂いて「時間が足りない」「もっと話をしたい」みたいな感じで終わりました。皆様の反応も良かったようなので、この内容を1〜2時間ほど少人数で話し合う小さい集まりを月に一度くらい開いても面白いかもしれませんね。「生命誌の日」が第三土曜日ですから、「ゲシュタルトの日」は第一土曜日くらいかな?

今回の集まりでも、できれば語り合える雰囲気を目指したのですが、やはり質疑応答みたいな感じになりました。でも、今回の集まりでこのテーマへの皆様の関心を感じましたので、毎月少人数で同じテーマについて話し合うことができれば、「話し合い」も可能かもしれないと少し感じます。話し合うことで生きものについての新しい何かが見えてくるかもしれないとの期待が高まります。こんな集まりに皆様はご興味をお持ちになられるでしょうか?

[ カエルとイモリのかたち作りを探るラボ 橋本 主税 ]

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