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中村桂子
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2016年が始まりました。
 生きものには変わるところと変わらないところがあり、その絶妙な組み合わせで日々の営みが行なわれています。私たちの生活も同じであり、新しい年の始まりは、何か変わることを探し、今年こそはと考える時とされます。

そこで今年は・・・そう考えた時に、これまでと変わらずに続けるという選択が大事という気持になりました。社会が挑戦とかイノベーションと大声で変化を求めているその方向には、戦争や格差など好ましくないものが見えるからです。

じっくりと毎日を生きることを大切にしたい。しかもそれは地球に暮らすすべての人の毎日であり、更にはすべての生きものの日々であるのが、生命誌が「変わらずに求めていること」です。コツコツ仕事をすることを得意とする仲間の小さな集まりですが、基本姿勢を変えないことで、存在感を出して行きたいと思います。

今年の動詞は「揺らぐ」です。基本姿勢を変えないことが大事という気持が選ばせた言葉です。というのは、変わらないためには硬直していてはダメで、揺らぎのあることが重要であると、これまでの生物研究が教えてくれているからです。挑戦という大声は、変化を求めているようでありながら揺らぎを内包する余裕を持っていません。

相変わらずの生命誌研究館ですが、その中に何か新しい芽生えがあるようにと願っています。今年もよろしくお願いいたします。とくにホームページの「語り合う」への参加と来館をお待ちしています。館内の展示もゲノムを中心に新しく展開しています。

2016年2月1日
JT生命誌研究館館長 中村桂子

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