生命誌について
2024.04.17
武器を捨てて鋤に持ち替えよう
やっちゃん
海と土の大切さがストンと腑に落ちました。
生命誕生から進化して現存するのも、生命維持の働きが継続してきたから可能だった。その中心は「食べること」。ヒトは今「食べるために生きる」のかも知れませんが、生きものは「生きるために食べる」繰り返しです。そして「食べ物」は生きものの周りの環境ー海と土ーから得ている。生きてゆくためには、この環境に働きかけて、そこから恵みとして受け取るしかない。お金を差し出しても、海や土が恵みを与えてくれることはない。ましてや海や土を壊すことをやれば、生きものは生きてゆく術を失ってしまう。はぁ~、ミサイルは食えないどころか、生きもの(ヒトだけではありません)の命を奪う。基地建設は海も土も汚してしまうではないですか。将来世代にとって、あってよかったと言えるのは、豊かな海と土の方でしょう。決してミサイル基地があってよかった、ではないはずです。
大きなサイクルで物事を考えると今やっておくべき事が見えてきますね。日常の中で煮詰まってしまいがちな現在、とても大事な視点だと思います。
さて、身近なところでの小さな「農」を私も始めました。更地に掛けていたマルチカバーを外し、草養生しながら土の声を聞くこと。ムシや雨風も含めて多様な世界で共に生きてゆくための解決策を求めながら。
2024.05.01
1. 中村桂子(名誉館長)
やっちゃん様
海と土こそ基本という捉え方を共有していただけて嬉しいです。生命誌で考えるといつも当たり前のところに行きつくと思いながら考え続けています。海と土は当たり前の極かもしれませんが、だからこそ大事なのでしょう。
小さな農、いいですね。楽しそう。
中村桂子