研究
2022.11.16
クモは面白い!
やっちゃん
秋の深まりを感じさせる素敵な写真、フランスですね!
久々の学会、しかも海外。ワクワクとソワソワが入り交じった感じですね。
フランスではクモはあまり関心がないものですか?
我が家には25年来住み着く、多分数世代のハエトリグモがおります。あまり餌も食べていない様子なのに、あちこち活動しているのを見かけると、タフだなぁと羨ましくなります。軒先にはジョロウグモ。近所の電信柱にも立派な巣をかけたクモがいるので、身近な生きものですね。
風が強く吹く頃になると、自然巣は壊れるので、どこか安全な場所へ移動するのでしょうが、どう冬越えするのか?クモの生態は興味あります。
細胞レベルの研究の進展も合わせて、注目しています。
2022.11.16
1. 秋山-小田康子(細胞・発生・進化研究室)
こんにちは。
コメントを頂きましてありがとうございます。
久々の海外でしたが、迷子にもならず、無事に帰ってこれたことを誇りに思っています(笑)。
クモを題材とした細胞レベル・分子レベルの研究はまだ珍しいので、発表前はちょっと大丈夫かなー、という目で見られているようだったのですが、発表後は仲間に入れていただけたようなそんな感じでした。私たちが扱っているオオヒメグモは全世界的に見つかるクモで、ヨーロッパにも住んでいます。今回の学会には参加していませんでしたが、ドイツやイギリスにも同じクモを研究しているグループがあります。
また、私は生態について詳しくありませんが、私たちにオオヒメグモの飼育法を教えてくださった日本の研究者は、オオヒメグモの冬越しについて研究されていたことがあるそうです。オオヒメグモは日長を感じており、短日になると休眠状態になり、じっとして冬を過ごすそうです。体が凍ってしまうのを防ぐために食べ物を摂らないと考えられているようです。他のクモはどうしているのでしょう?