その他
2020.04.10
マメナシの花
j・h
新型コロナウイルスの感染拡大でまだまだ先の見えない日々が続きます。不要不急の外出を控え家で過ごすことが多くなりましたが、健康維持の為のジョギングや散歩は良いとのことなので、お天気の良い平日のお昼前後に近所の広い公園を散策しています。時節柄公園のところどころに山桜が満開です。いつもなら大勢の人がお花見を楽しめたのだろうと思うと閑散とした公園の山桜も寂しそうに感じました。
同じ公園の片隅に全体を真っ白い花で覆いつくすような見事な木がありました。近づいて見ると株立ちの木の群生で、柵で囲まれ、立て看板に「マメナシ」絶滅危惧種で国の天然記念物と書かれていました。しかも、この地方(東海三県)だけに自生する木とのことです。真っ白い花弁に真っ赤な花芯、そのコントラストが見事です。一万年前の氷河期の生き残りと言われているそうで、コロナウイルスに負けていられないなと元気と勇気をもらいました。コロナとの闘いは長いマラソンのようなものと聞いていますが、しばらくはウイルスに対して細心の注意をし、小さな発見の喜びを見つけて過ごしたいですね。
2020.04.10
1. 中村桂子(名誉館長)
「マメナシ」ですか。可愛い名前ですね。桜がその典型ですが、植物は花が咲くと、あ、こんなところにあったんだと気づくことが多いですね。私たちの生活の中でもよくあることです。
今我が家の庭にニリンソウがまっ盛り。これも可愛いです。武蔵野にはたくさんあった野草ですが、今や消えつつあります。我が家の庭の一隅がとてもお気に入りらしく毎年咲いてくれます。大事にしていこうと思っています。