館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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【M.リカールさん来所】
1999.6.1
ところで、リカールさんのお話は、基本的には自然界はすべて相互依存というところから始まりました。ここに詳細は書きませんが、私の率直な感想だけ。西欧文明を体に泌みつかせた人がこの感覚になるには生物学を捨てて仏教に帰依することが必要だったのかもしれないけれど、幸い日本という風土に暮らしている私は、生物学なさってても悪くなかったのにという気がしてしまいました。生き方は人それぞれ。それを云々するつもりはありませんし、価値に重点を置くなら、やはり宗教だとは思いますが。まとまらない一言でした。 |