最新の研究やそれに関わる人々の話を交えて、生きものの進化に迫ります。
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【人間とは何か? 〜宮田メモ.その1〜】
2004年8月15日
◆◆◆◆◆◆◆◆ 人間とは何か? 人間らしさ=常識に逆らって真実を認識できること。 常識では、地球は平らであると知覚されるが、人間の頭では、丸いと認識出来る。 地球を平らと見た人間の知覚は、人工衛星から地球をみると丸と認識できる。 地上で地球を丸と認識できる知覚は進化しなかったに違いない。地球規模で生活をしない生き物には、大きなスケールでものをみる知覚は進化しなかった。 しかし、地球規模で渡りをする鳥の仲間がいる。彼らには我々にない知覚があるのか? 最近の物理学によると、空間を規定している次元は3ではなく、隠れた次元がもっとたくさんあるらしい。 哺乳類らしさ ⇔ 恒(定)温性 ☆◆恒温性の獲得がもたらしたもの◎◇〓 長所の獲得 ※1) 夜行性の獲得 ⇒ 新しいニッチェの獲得(夜及び低温度地域への進出) ※2) 胎生の獲得 ⇒ 確実な胎児の誕生 短所の獲得 ※3) 寄生虫の繁殖 ⇒ 対抗措置として免疫系の発達 ※4) 大量の食物の必要性 ◆◆◆◆◆◆◆◆ 腸内環境を腸内細菌の生態学として捉える。 腸内細菌の16SrDNAの網羅的クローニングを行い、16SrDNAのデータベースサーチから腸内細菌種類を特定する。各腸内細菌の頻度も推定。 個人の健康vs不健康での頻度パターンの比較から腸内環境を推定。 [宮田 隆] |