昆虫と植物の
織りなす世界
昆虫と植物の関係は、どのようにできあがっているのでしょうか? さまざまな色や味、匂いのする化合物を用いて昆虫を誘う植物と、五感を駆使して集めた情報から行動を決定していく昆虫。両者のからみ合う世界を覗いてみましょう。
巻頭のトークは、『完訳版ファーブル昆虫記』の翻訳者であり、無類の〝虫好き〟を自認する仏文学者・奥本大三郎先生と永田和宏館長の語り合い。多様な昆虫の生態も、人間の文化も、自然・風土に培われたものなのです。紙工作「となりの生命誌 -ウイルス-」第2弾はタバコモザイクウイルス、ここにも知恵がつまっています。
TALK
風土に染まる蟲と言葉
※本文とあわせて、字幕付きダイジェスト動画でも対談をご覧になれます。
RESEARCH
重なる昆虫と植物の暮らし
身近な昆虫と植物のふるまいから、
両者の互いに利用し合う関係が見えてきます。
その関係を結ぶのは、昆虫の知覚と植物がつくる化合物です。
両者の重なりをみてみましょう。
となりの生命誌・ウイルス❷
タバコモザイクウイルス
(TMV)
ウイルスという言葉を聞かない日はない日々が続いています。
ウイルスは生きものの細胞に入って増え細胞を壊して次に移動する存在です。
それに対して細胞は、さまざまな防御を編み出し、そのせめぎ合いが、生命誕生以来、生きものにさまざまな影響を与えてきました。1mmの1万分の1以下の小さなウイルスの巧妙なしかけを工作で手にとりましょう。
CARD
次号(107)は12月発行予定です。システム変更に伴い、
2022年からも継続してカードの無料送付を希望される方は、
再度お申込みをお願いする予定です。
※予定は変更になる可能性があります。
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