そしてこれから
館長からの手紙
一〇一号。この数字にはちょっとワクワクします。一〇〇号という区切りを経て最初の一号、気が引き締まると同時にこれからへの期待が高まります。一〇〇号では一三八億年前に生まれた宇宙に、四六億年前に生じた地球、そこで三八億年前に生まれた生命、そして二〇万年前に誕生したヒトという時間の中にいる「わたし」を考えました。今回は、宇宙・地球・生命・人間という階層がつくる空間の中に「わたし」を置きました。二つを並べて「わたしの今いるところ、そしてこれから」を考えていきます。
そこで、生命誌が大事にしている「私が本当に重要だと思うことを考え続ける」の実践者であるお三方に、生命と人間について伺いました。手軽に答の出る問いではありませんが、お話の中に確実な一歩の踏み出しを感じます。私もこの道を歩もうと思います。
ホームページを刷新しスマホでも見やすくしましたので、語り合いの場に小さなメッセージをたくさんお入れください。皆さまとの語り合い、更には遊びを求めて「生命誌かるた」づくりが始まりました。楽しいアイデアをお待ちします。まだまだお話したいことがあるのですが・・・。またお手紙します。
お寒さの折お大切にお過しくださいませ。
二〇一九年十二月二五日
SPECIAL STORY
生きものの
つながりの
中の人間
SCIENTIST LIBRARY
中村桂子JT生命誌研究館館長
生命誌のステージ
わたしの中の自然、
自然の中のわたし
ミクロとマクロの二つの視点から捉えます。
INVITATION
生命誌からのお誘い新しい知のあり方を求めて
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02
『生命誌の思い―100の対話― 』
プレゼント読者の皆さんと語り合う手がかりとして、これまで季刊「生命誌」に掲載した99人の方々との対話のエッセンスを一冊の文庫本にまとめました。
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