永田館長の共著論文が2021年11月2日付で「Scientific Reports 」にアクセプトされ、公開されました。
Ca2+ imbalance caused by ERdj5 deletion affects mitochondrial fragmentation
Riyuji Yamashita, Shohei Fujii, Ryo Ushioda, & Kazuhiro Nagata
https://www.nature.com/articles/s41598-021-99980-9
この論文では、小胞体還元酵素ERdj5の欠損が、サイトゾルのカルシウムイオン濃度の恒常的な上昇を引き起こし、ミトコンドリアの断裂化・ミトコンドリア機能低下に伴うROSの蓄積(酸化ストレス)を引き起こすことを明らかにしました。ERdj5欠損によるミトコンドリアの断裂化は細胞老化・個体(線虫)寿命に影響を与えます。