食草園には、とりたててめずらしい植物があるわけではありません。誰もがよく見る、どこにでもあるような草花と木。しかしチョウにとって大切な庭です。春夏秋冬を通して四季折々の変化が見られます。
食草園では、チョウの成虫が蜜を吸う花と、幼虫が食べる植物を育て、チョウの訪れを待っています。卵から孵化した幼虫が脱皮を繰り返してさなぎ、成虫へと育つ姿を見せてくれます。日々のチョウのようすから、なぜチョウは決まった植物に卵を産むのだろう?なぜこんな色や形をしているのだろう?とさまざまな問いがわいてきます。
食草園でのできごとは、みなさんの家の庭や公園や道端の草花、街路樹など、身近な環境につながっています。一緒にチョウの生命誌を楽しんでみませんか。2021年8月、食草園特設サイトオープン。どうぞお楽しみに。
食草園を上から見た写真コンクリートの壁で囲まれた4階屋上の小さな庭に、虫や鳥が訪れ、いつの間にかダンゴムシもアブラムシも暮らす場所になりました。
食草園をみてみよう 2021年 春・梅雨・初夏の記録
夏の予感 ーアゲハの舞
6月、食草園で羽化したナミアゲハが飛び立ちました。
梅雨 ー葉に踊る雨
雨の日はしっとり静かに見守ります。
春 ーいっせいに動き出す
3月〜5月の記録です。ここから切り出した一コマを「食草園アルバム」でご覧ください。