2003年に、研究館の4階に誕生した食草園。チョウが卵を産みつけ、幼虫が育つ植物を集めたお庭です。生きもののつながりを見つめる場として多くの方に親しまれてきました。私たちは「あなたの街にも、食草園をどうぞ」という働きかけを続けています。昨年3月のアドベンチャーワールドに続き、今年9月には京都府立植物園内に「食草園-いもむしのレストラン-」がオープンしました。植物園は生きものの宝庫。その中のチョウたちは食草園を産卵の場として訪れ、卵、幼虫、蛹、そして羽化したチョウに親しむ場として、小さな子どもたちをはじめとした来園者に楽しまれています。10月には高槻市の市役所の本館南側広場にも「チョウと幼虫の食草園」が開園。この食草園を舞台に、自然への関心を高める様々な取り組みを市と協力して行います。JR大阪駅北側、グラングリーン大阪にも「ウメキタ食草CUBES」が登場し、大都市の中にしっかりと息づく生きものの観察の場となっています。
これらの食草園はひとつとして同じものはありません。スタイルは違っていても、身近な生きものたちの暮らしから私たち人間を考える、生命誌の想いの場なのです。
京都府立植物園
「食草園-いもむしのレストラン-」
各地の食草園については以下をご覧ください
京都府立植物園(2024/9/13開設)
高槻市役所(2024/10/31開設)
グラングリーン大阪(2024/11/14開設)
アドベンチャーワールド(2023/3/18開設)