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第四回 虫の会(拡張版) 【中止となりました】ベジタリアンなハエの作り方 -ワサビ受容体の進化に着目して-

詳細

日時

2024/08/31(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館・およびYouTubeライブ配信

出演者

鈴木 啓(イェール大学医学部)

主催

JT生命誌研究館

参加方法

予約不要・参加無料
【現地参加】直接会場へお越しください。
【ライブ配信】本ページよりYouTubeライブ配信を行います。

内容

2024年8月31日(土)に予定しておりました本催しは、台風10号の接近に伴い、お客様の安全を考慮し中止を決定いたしました。現地での講演・オンライン配信ともに中止いたします。
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 



開催ポスターはこちら

プログラム

多くの昆虫は限られた種類の餌しか食べることができません。なぜなら、ある資源を餌として利用するためには資源に含まれる毒性のある化合物を弱体化・無力化する能力(=抵抗性)および摂食可能な資源を正確に発見・識別する能力(=選好性)、の2つの異なる能力を必要とするためです。同時に、昆虫は属する分類群によって全く異なる種類の餌を食べることから、これらの餌利用に関わる能力は昆虫の多様化の過程で絶えず進化し続けてきたことが伺える。昆虫が新たな餌を利用できるようになるとき、遺伝子レベルでは一体どんな変化が起きているのだろうか?私はショウジョウバエの一種Scaptomyza flava(和名:キイロヒメショウジョウバエ)に着目した。多くのショウジョウバエは微生物や腐った果実などを主に食べるのに対し、S.flava は幼虫成虫ともにアブラナ科植物のみを利用するいわば”ベジタリアン”な系統であり、上記の疑問に答える上で適した研究材料である。本講演では、アブラナ由来の防御物質を感知する昆虫側の分子TRPA1(通称”wasabi receptor”)に着目し、昆虫の餌選好性の進化をもたらす分子メカニズムに関する研究成果について報告します。

ショウジョウバエの一種Scaptomyza flava
(和名:キイロヒメショウジョウバエ)

「虫の会」について


昆虫が好きである事だけが共通点の、様々な分野の研究者がJT生命誌研究館に集まります。今回は、イェール大学医学部の鈴木 啓さんに講演をしていただきます。

当日配信はこちら

本催しは中止になりました。

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。