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「たばこと塩の博物館」出張展示&レクチャー 30周年 展示・映像・講演「生きものの不思議をたのしむ」

詳細

日時

2023/05/30(火) より
2023/06/11(日) まで (休館日:月曜日)

場所

たばこと塩の博物館(東京都墨田区)

主催

JT生命誌研究館

参加方法

「たばこと塩の博物館」への入館料(大人100円、小中高生50円)が必要です
*レクチャーは事前申込制です

内容

JT生命誌研究館は、30周年の節目として「たばこと塩の博物館」(東京都墨田区)で出張展示とレクチャーを行います。   

 

開催フライヤーはこちらをご覧ください。

研究員レクチャー

場所:たばこと塩の博物館 3階 視聴覚ホール
日程:6月3日(土)、6月4日(日)
   6月10日(土)、6月11日(日)

参加方法:事前申し込み制 (下記の、それぞれのプログラムのボタンからお申込みください)

●6月3日(土): 蘇 智慧(系統進化研究室 室長)

 11:00〜12:00  「イチジクとイチジクコバチの持ちつ持たれつの関係」
 13:30〜14:30  「歩く宝石・オサムシはなぜ、どうやって飛ぶことをやめたのか?」
 15:00〜16:00  「イチジクとイチジクコバチの持ちつ持たれつの関係」
※1回目と3回目は同内容です。
昆虫の祖先は海から陸上に進出し、翅を獲得して大繁栄を果たしました。植物との相互作用はその繁栄を促進しています。最も典型的なのはイチジク植物とイチジクコバチの「1種対1種」の絶対共生関係です。一方、昆虫はせっかく獲得した翅を無くして飛べなくなったものも少なくありません。講演ではイチジクとイチジクコバチの共生関係の仕組みと最新の研究成果、オサムシの後翅の退化的進化について話します。
自己紹介:昆虫類の系統進化(時間)と植物との共生関係(空間)から生物の進化と種分化を理解する研究を行っています。
 

●6月4日(日): 尾崎 克久(昆虫食性進化研究室 室長)

「アゲハチョウに教わる昆虫と植物のかけひき」
 11:00〜12:00
 13:30〜14:30
 15:00〜16:00
※3回とも同内容です。
アゲハチョウの幼虫は、決まった植物だけを食べます。食草ではない植物は食べることができません。植物は根をはっているので、食べられそうになったときに逃げることができません。それぞれに事情がありますが、どのようなかけひきの中で生きているのでしょうか。
自己紹介:昆虫と植物が強固な絆で結びついていることについては、100年以上前から続く“不思議”です。この謎に現代の技術で挑戦します。
 

●6月10日(土): 小田 広樹(細胞・発生・進化研究室 室長)

「節足動物繁栄の原点をクモの研究から探る」
 11:00〜12:00
 13:30〜14:30
 15:00〜16:00
※3回とも同内容です。
昆虫やクモを含む節足動物は地球上のあらゆる環境に適応し、種によって多様な生態を獲得しています。節足動物の多様性の基盤が如何にして築かれたのか、卵の中の細胞が織りなす体づくりの研究をもとに考えます。身近なクモが教えてくれる太古の生きものの世界を感じていただきたいです。
自己紹介:研究では冷静に考えてというより、夢中になって行動するタイプ。そんな中で出会ったクモ。日々の戒め、考えすぎて先入観を持つことがないように。
 

●6月11日(日): 橋本 主税(形態形成研究室 室長)

 11:00〜12:00  「かたちとは何か(科学哲学)」
 13:30〜14:30  「脊索動物の形づくり」
 15:00〜16:00  「細胞周期と細胞分化 -脊椎動物はどのように出現したのか?-」 「かたちとは何か(科学哲学)」 論理的な考え方とは?
「脊索動物の形づくり」 あたらしい原腸形成モデルから見えてきた脊索動物の形づくりに潜む共通性とは?
「細胞周期と細胞分化 -脊椎動物はどのように出現したのか?-」 細胞が分化するかしないかはどのように決まるのか?
自己紹介:生化学に近い分子生物学をやっていたことの反動からか、遺伝子や分子機構よりは現象の方に興味を持って研究を進めています。
 

創立30周年記念展示


開催フライヤーはこちらをご覧ください。

場所:たばこと塩の博物館
 1階 ワークショップルーム
 3階 視聴覚ホール
日程:5月30日(火)〜6月11日(日)
参加方法:予約不要