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生命誌レクチャー 皮膚のはたらきはどのように進化してきたのか?

詳細

日時

2022/06/18(土) 14:00〜15:30

場所

【現地開催】 JT生命誌研究館 
【ライブ配信】 JT生命誌研究館 ホームページ

出演者

松井 毅氏 (東京工科大学 皮膚進化細胞生物学研究室 教授)

主催

JT生命誌研究館

参加方法

参加無料・申込み不要
【現地開催】直接会場へお越しください。
 ※館内の滞在人数に制限を設けることがあります。
【ライブ配信】当日このページでライブ配信を行います。
 ※場内を撮影いたしますので、ご了承ください。

内容

配信は終了しました。
たくさんのご視聴ありがとうございました!

開催記録はこちら

2022年6月18日(土)14:00〜15:30

私達の体表面を覆っている皮膚は、常に環境変化にさらされており、適応進化の実験場とも言えるかもしれません。
すなわち、様々な陸上脊椎動物の体表面の皮膚には、それぞれの生き物達の環境適応進化の歴史が刻まれている可能性があります。その謎を解く鍵になる、皮膚の細胞についての研究をお話します。

☆観察してみよう☆
レクチャー開始前の1時間とレクチャー終了後30分間の時間を使って、さまざまな動物の皮膚の組織標本を顕微鏡で観察できるようにしております。

開催フライヤーはこちら

開催記録

 

6月の生命誌レクチャー
「皮膚のはたらきはどのように進化してきたのか?」
細胞・発生・進化研究室

 

松井毅先生(東京工科大学)をお招きして、皮膚のはたらきの進化についてお話していただきました。松井先生は、哺乳類の共通祖先で獲得されたレトロウイルス由来のプロテアーゼが哺乳類の皮膚のはたらきに大事であることを発見し、最近の研究では、皮膚の顆粒層の細胞の様子を生きた皮膚で直接観察することに成功し、皮膚の細胞が顆粒層から角層に移行する際の細胞死の仕組みを明らかにされました。松井先生は皮膚の顆粒層の細胞を単離する技術を確立されており、今後は両生類のカメや爬虫類のヤモリを使って皮膚細胞の進化を探究したいとのお話でした。講演後会場からさまざまな質問があり、松井先生がそれぞれに丁寧に答えてくれました。講演の前後の時間を使って、ヒト、ブタ、マウス、カメの皮膚の標本(松井先生持参)を顕微鏡で観察しました。

 
講演後は、会場から多数質問が寄せられました。


当日は会場の横に皮膚の観察コーナーを設け、
講演の前後に爬虫類や哺乳類の皮膚組織を観察していただきました。

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。