小さな生きものを見つめ、身近な自然の中に、新たな「問い」を見出し「生きている」ことを考える生命誌の今を綴る、新しい映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」が完成しました。「生命誌を考える映画鑑賞会」（11月5, 6日：高槻現代劇場）に続いて、研究館の「生命誌の催し」として11月20日（土）の１日限りのプレビュー上映です。皆様どうぞお越しください。

映画の紹介：「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」

物語は、生命誌研究館の屋上にある「食草園」から始まります。ここは、チョウが好んで密を吸う花と、幼虫が食べる葉を茂らせる植物を揃えて、チョウの訪れを待つ小さな庭です。さまざまな昆虫が訪れる食草園は、身近な昆虫と植物の関わりを知る生態展示であり、研究の場でもあります。映画は、食草園で出会う植物と昆虫の映像スケッチを＜横糸＞に、更に、この夏オープンした企画展「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」に向けて研究を表現する研究館の人々の日常を＜縦糸＞にして綴る記録映画です。ここから、私たちの日常生活も、新たな研究の「問い」も、多様な生きものとのつながりの中にあることを感じてくださることを願っています。

【開催概要】

・会場：JT生命誌研究館
・定員：各回５０名 鑑賞無料・全席自由・各回入替制
・上映時間
　　１回目： 10:30 〜11:50
　　２回目： 13:00 〜14:20
　　３回目： 14:50 〜16:10
 

「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」
プレビュー上映をご覧になった方々から寄せられた＜声＞を一部ご紹介します。
（「生命誌を考える映画鑑賞会」11/5,6 高槻現代劇場）

・生命の不思議に溢れている、普段、何気なくその恩恵に居合わせていること、改めて尊く、有り難く思いました。
・スタッフの皆さんが企画展に向けて、丁寧に話し合い、日々の観察を通して見つけた発見や驚きを、美しくまとめ られたのが素晴らしいと思いました。見てくれた方の声を聞き、よりよくしたい、高槻発の文化を発信したいという 説明も、一体感があってよかったです。
・よくJT生命誌研究館の前を通るのですが、こんなことをやっているなんて知らなかった。蝶が好きで、青虫を育 てたこともあります。いろいろなアゲハについてもっと知りたいです。
・植物と昆虫たちがお互いにかかわりを持ちながら共存共栄しているのをうれしく思いました。人間は、大切に守って いってあげたいですね。自然な映像の中で楽しんで鑑賞させていただきました。
・植物観察が趣味ですが、蝶や昆虫たちとのつながりに興味を持ちました。自然（空気、空、海、川）を汚さない… そう思いました。ぜひ孫たちにも見せてあげたいです。
・なかなか面白かったです。自然の妙に目をむけられた、キッカケになったと思います。
・初めて見せてもらいました。感動致しました。庭の木の卵を、大切にしたいと思いました。

企画展開催中

ご来館いただいた方へ