詳細
日時
2021/01/16(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1階 カンファレンスルーム
主催
JT生命誌研究館
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
※定員20名
担当
橋本主税 室長(〜2024/03) (カエルとイモリのかたち作りを探る 形態形成研究室 )
内容
バクテリオファージ(以下、ファージ)は細菌を宿主とするウイルスです。ファージには様々な種類がありますが、T3/T7は二本鎖DNAをゲノムとして持つ大腸菌を宿主とする小型のファージであり、正二十面体の頭部と尾部・尾部繊維からなる単純な構造をしています。
細菌の表面に結合したファージ粒子からゲノムDNAが宿主に注入することで感染が始まります。注入されたDNAから自身の遺伝子の発現とDNAの複製が始まります。次にファージ粒子を形成するためのタンパク質の発現が始まり、球形の「頭部前駆体」と尾部・尾部繊維が蓄積していきます。この頭部前駆体に複製したDNAを詰め込むことで完成した頭部が出来上がり、そこに尾部・尾部繊維が結合することで完全な粒子となり細胞を破壊して外に放出されます。ファージの生活環を覗くことで極限までに単純化された遺伝子発現様式と分子構築過程に驚いてみませんか。
※感染対策として定員を20名とさせていただきます。
※新型コロナウイルス の影響で内容が変更になる場合があります。
※来館の際は、事前にこちらをお読みください。
細菌の表面に結合したファージ粒子からゲノムDNAが宿主に注入することで感染が始まります。注入されたDNAから自身の遺伝子の発現とDNAの複製が始まります。次にファージ粒子を形成するためのタンパク質の発現が始まり、球形の「頭部前駆体」と尾部・尾部繊維が蓄積していきます。この頭部前駆体に複製したDNAを詰め込むことで完成した頭部が出来上がり、そこに尾部・尾部繊維が結合することで完全な粒子となり細胞を破壊して外に放出されます。ファージの生活環を覗くことで極限までに単純化された遺伝子発現様式と分子構築過程に驚いてみませんか。
※感染対策として定員を20名とさせていただきます。
※新型コロナウイルス の影響で内容が変更になる場合があります。
※来館の際は、事前にこちらをお読みください。
このイベントを開催する研究員をご紹介
橋本主税 (室長(〜2024/03))
- 研究分野 発生学
- 学位 博士(理学)
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。