詳細
日時
2019/11/17(日) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1階カンファレンスルーム
出演者
秋山-小田康子研究員(ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
秋山-小田康子 特別研究員 (ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろう 細胞・発生・進化・研究室 )
内容
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節足動物の体節や脊椎動物の脊椎骨など、動物の体には繰り返しの構造が見られます。体をつくる過程で、しましまの模様のように遺伝子の発現が見られ、これが繰り返しの構造のもととなります。では、このしましまの遺伝子発現はどのように現れてくるのでしょうか? これまでの研究では、しましまの遺伝子発現を出現させる方法は、動物によって、例えば同じ昆虫の間でも、異なることが示されています。この違いは進化の過程でどう生じたのでしょうか? 私たちのグループでは、オオヒメグモのしましまの作り方を研究し、このクモでは1つの体の中でも領域によって異なる方法で作られることを明らかにしました。今回のレクチャーでは、しましまの作り方の動物による違いや、クモで明らかとなりつつある分子メカニズム、この分野の研究の世界の動向などをお話しします。
このイベントを開催する研究員をご紹介
秋山-小田康子 (特別研究員)
- 研究分野 発生生物学
- 学位 博士(理学)
動物の初期発生に興味を持ち、オオヒメグモを用いて研究しています。
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。