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研究員レクチャー チョウ類と食草の関係

詳細

日時

2005/09/17(土) 14:00〜15:30

場所

JT生命誌研究館1Fコンファレンスルーム(入館無料)

出演者

中山忠宣 研究員
(昆虫と植物の共進化ラボ)

参加方法

※参加無料
※事前申込不要

内容

食草の上で優雅に(?)休憩中のシロオビアゲハ成虫(上)と幼虫(下)

 鱗翅目昆虫の99%以上は植物を食べる植食性に分類されます。さらに全体の80%以上の種が限られた範囲の植物しか利用できない狭食性あるいは単食性と呼ばれるグループに分類されます。チョウ類も大部分は植食性であり、そのほとんどが狭食性、単食性に分類されます。みなさんもご存知のとおり、モンシロチョウはアブラナ科、ナミアゲハはミカン科の植物しか食べないという、とても身近に見られる現象です。この身近な現象も突き詰めてい くととても不思議な、そして面白い現象であることがわかります。今回のレクチャーでは、チョウと食草の関係に関するこれまでの研究を紹介しながら、それらの研究をとおして我々が普段気が付くことのできないチョウと食草のやりとりについてお話したいと思います。

レクチャーについて

JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。