詳細
日時
2006/01/20(金) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1Fコンファレンスルーム(入館無料)
出演者
橋本主税 研究員
(脳の形はどうやってできるのかラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
担当
橋本主税 室長(〜2024/03) (カエルとイモリのかたち作りを探る 形態形成研究室 )
内容
「かたちの哲学」の第三段です。前回までに「かたち」について議論をし、その観点から「ゲノム」について考察をいたしました。今回は、「意味とは何か?」そして「時間とは何か?」について考えてみましょう。 比較言語学者ソシュールは、「人間は意味をもったもの、すなわち記号、しか認識することができない」と言いました。そして、何かを考察する時には必ず「意味付け」が必要であると考えました。 では、いったい意味とはどういう概念として捉えたらいいのでしょうか? 現在は、ニュートン物理学でいうところの「絶対時間」のみが時間として認識されています。 しかし、相対性の世界では物事に応じた固有の時間が存在していると考えられるようになってきました。 時間を考えることは非常に難しいのですが、かたちの考え方から時間をどのように考えたらいいのかについて議論をしてみます。 このレクチャーは一方向では面白くありません。既に答えが存在している話でもありませんので、全員が思っていることを考える時間にしたいと希望しています。ちょっと脳みそをフル回転させてみる、そんな時間を楽しみましょう。 |
このイベントを開催する研究員をご紹介
橋本主税 (室長(〜2024/03))
- 研究分野 発生学
- 学位 博士(理学)
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。