詳細
日時
2007/11/17(土) 14:00〜15:30
場所
JT生命誌研究館 1Fコンファレンスルーム(入館無料)
出演者
佐々木剛研究員
(DNAから共進化を探るラボ)
参加方法
※参加無料
※事前申込不要
内容
私の所属する研究室「DNAから共進化を探るラボ」では、DNAの配列情 報から生き物の間の系統関係を調べる、ということを基本にして研究を行っています。生物の系統関係は、「系統樹」を使って模式的に表現できるもので、そこから生き物のたどってきた進化の道筋を読み取ることができます。
非常に近縁な生物同士の関係(家系図は、養子縁組を除けば、その最たるものと考えることもできます)から、最も遠縁にあたる生物間の関係まで、さまざまなレベルにおいて問題があり、解決されたもの、未解決のものがあります。生物の系統関係は、基本的で非常に重要な知識であり、生物学の他の問題を考える上での土台ともなります。
今回のレクチャーでは分子系統学によって解決された問題や、今後の研究課 題として残された問題の中から、アゲハチョウの系統関係、昆虫の起源、植物の起源、真核生物と原核生物などをとりあげてご紹介したいと思います。
エルンスト・ヘッケルによる系統樹。 |
レクチャーについて
JT生命誌研究館の研究員をはじめとするさまざまな分野の研究者が、探究と発見の日々をお話します。
進行形の研究、そこで考えたこと、苦労話など研究を身近に感じる絶好の場です。
レクチャーを聞いた後には、会場も一体となって話の輪が広がります。入場無料です。